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カイジ292話のネタバレの要点をこちらにまとめました。
遠藤率いるカイジ捜索24億円奪還のためのプロジェクトチームは、カイジの足取りをとうとう掴みました。
隠れ家のあった志野市内のレンタカー店で「黒のエスティマ」を借りたことが分かります。
全国の帝愛債権者にその情報通達され、カイジ捕獲網が東日本中心に展開されていきます。
しかし、カイジはその「」をタワーパーキングに駐車してしまいました。
カイジの行動に訝しがるマリオに対し、カイジは「囮だ」と言います。
果たしてカイジは帝愛の捜索からどのようにして逃れる計画なのか?
今週はその行動が明らかとなっていきます。
パッと読むための目次
カイジ292話ネタバレの要点のまとめ
カイジが借りた「黒のエスティマ」は囮――
そう断言したカイジに対し、マリオはその真意を尋ねます。
カイジはどんな辺鄙なところにあるレンタカー屋でも支店情報は本店に集まると説明しました。
そして、その情報が本社に流れることは、帝愛がその情報を掴む可能性のあること――
それをカイジは読んでいたのです。
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福本伸行「カイジ」第292話より引用
カイジ、冴えています。
まさに帝愛はその情報を掴んで動き出していたのですから。
帝愛を五里霧中の中に放り込むカイジの策
マリオは「うーん」と考え込みます。
カイジは説明を続けました。
もし、帝愛がレンタカー情報を掴んでいた場合、全国に指令を出して「黒のエスティマ」を捜索すると予測します。
その場合、野ざらしのパーキングに駐車した場合、車はすぐに発見されるだろうとカイジは言います。
しかし、車をタワーパーキングに駐車した場合、発見は困難となり「神隠し」になるとカイジは断言します。
そして、帝愛はこの世にあふれる「黒のエスティマ」を追いかけ続ける徒労の中に迷いこませることが出来るというわけです。
結果、帝愛の捜索は混乱、迷走し、五里霧中の中にはまりこみ、右往左往することになるだろうとカイジは予測するのでした。
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福本伸行「カイジ」第292話より引用
その予測にマリオは一応納得します。
しかし、それでは「レンタカーを使わないのか?」とマリオは疑問を持ちます。
車を使わなければ電車移動。3人で大荷物を持って移動すれば目だってしまうとマリオは懸念するのです。
それに対し、カイジは「車は使う」と明言しました。
一体どのように車を調達する気なのか?
カイジのキャンピングカー作戦
カイジは街中を歩いている最中に面白い店を見つけたと言います。
そして、マリオとチャンをその店までつれて行きます。
そこは、キャンピングカーの販売店だったのです。
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福本伸行「カイジ」第292話より引用
カイジはここで車を調達すると言います。
「ざわ」っとなるチャンとマリオ。
こんどは、チャンが反論を開始します。
購入となれば、実印と印鑑証明が必要であること。
それを得る役所にはすでに帝愛の網が張ってあるということ。
すでに、車の購入というプランについては危険だからやめるという合意に至っていたはずではないかと、チャンは力説するのです。
カイジはこの店の奥の事務所の看板を見ろといいます。
奥の看板には「レンタル」とちょこっとだけ書いてあったのです。
この店は販売だけでなく、レンタルもやっている。
カイジは車を借りる場合、この店の安全度がまるで違うのだと説明を始めます。
カイジ、素晴らしい店であることを強調
普通のレンタカー店で車を借りた場合、本店にデータが集まり、それが帝愛に漏れる可能性は否定できません。
実際に遠藤率いるカイジ捜索プロジェクトチームは、「黒のエスティマ」情報で動き出しているのです。
しかし、この店でキャンピングカーを借りた場合どうか?
まず、本業はキャンピングカーの改造、販売の店であり、レンタカーは片手間にすぎないとカイジは断言します。
つまり、帝愛がレンタカー情報をいくら集めても、この店から情報が漏れる可能性は限りなく低いということです。
表の大きな看板にもレンタカーは謳っていません。
おそらく電話帳にもレンタカー店として登録はされていないだろうとカイジは予測します。
そして、カイジたちは店の敷地に入っていきます。
カイジは一番目立つところにおいてあるキャンピングカーがほこりを被っていることを「素晴らしい」と言いました。
店全体も冴えない感じであり、普通は幹線道路に面して開くだろう中古車店を枝の奥の道に開いていることも指摘します。
人っ子一人通らないような場所で、となりは畑なのです。
そして、この店は[儲ける気」がないとカイジは断言。
趣味でやっている採算度外視の店であり、社長は、世捨て人であり隠遁者だと断言するのです。
さすがにチャンが「それは決めつけというか」と突っ込みます。
実際、この店の社長がどんな人間なのかは分からないとチャンは言います。
しかし、カイジは「自信がある」と言い切りました。
店の名前「地球のどまん中」とか振り切りすぎて、真っ当な人間ならつけるはずがないというのです。
チャンとマリオもその点は認めざるを得ませんでした。
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福本伸行「カイジ」第292話より引用
カイジは「ドヤ顔」で看板を見上げるのでした。
この店の社長は石の下の虫みたいな人生を送ってきたとカイジ決め付け
続けてカイジはこの店の社長の半生が日陰の石の下にいる虫のような人生だったはずと断言します。
そしてーー
それが……
そこが素晴らしい。
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福本伸行「カイジ」第292話より引用
カイジは晴れ晴れとした表情で、そう言い切るのでした。
カイジ、そんな社長と仲良くなれると断言
会ったこともない社長を、看板や店の雰囲気で、その送った半生までカイジは決め付けました。
とにかく、人とのつながりのない人物であるという点が、カイジとって重要だったのです。
社長に対しカイジたちがここで車を借りたことを隠すよう説得できれば――
帝愛に対し、カイジたちの行動は闇の中に葬れることになるのです。
チャンとマリオもカイジの説明に納得します。
そして、カイジは会ったこともない社長と仲良くなれると断言するのでした。
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福本伸行「カイジ」第292話より引用
果たして社長はカイジの予想するような人物なのか……
カイジたちの計画は順調に進むのか?
そして、帝愛はカイジの罠に嵌るのか?
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カイジ292話ネタバレの考察
カイジ292話を読んだ上での感想・考察です。
帝愛はカイジの罠に嵌るのか?
すでに遠藤率いるカイジ捜索チームは、カイジの仕掛けた囮である「黒のエスティマ」に食いついています。
カイジの策は今のところ帝愛を罠にかけた状態になっています。
しかし、それもタワーパーキングに駐車した車が発見されないという前提です。
おそらく、当初は「黒のエスティマ」を追いかけ捜索は空転するかもしれません。
しかし、車が見つからなければ「タワーパーキング」に行き着く可能性はゼロではありません。
タワーパーキングは町中どこにでもあるのですから。
どこまで時間を稼ぐことができるのか?
キャンピングカー屋の社長は本当にカイジの予想通りなのか?
石の下の虫のような人生で人との繋がりがない人物――
カイジは、見つけたキャンピングカー屋の社長の人物をそう断言します。
そして、その社長を説得し、カイジたちが車を借りた事実を隠すことに成功したら……
確かに、帝愛がカイジの追跡をするのは非情に困難な状況になります。
しかし、カイジがそのような店を見つけたように、数多くの帝愛の社員がその可能性に気づかないという保証はありません。
町を歩き、たまたま見つけた僥倖がカイジたちだけのものとは限りません。
この逃走劇もギャンブルとするなら、勝利の女神は気まぐれで帝愛にも微笑む可能性はあるのです。
果たして、カイジの計画に本当に穴はないのか……
帝愛がキャンピングカーという車種に行き着いた場合、その数から考え、カイジたちは逆に危機を迎える可能性もあります。
そして看板をよく見ると「有馬猛商店」と自分の名前を堂々と店名に入れている人物です。
自己顕示欲、自己承認欲求の強い人物であるのかもしれないのです。
カイジ292話ネタバレのまとめ
カイジ292話のネタバレ&考察をお届けしました。
カイジの神がかったともいえるような策。
「黒のエスティマ」を囮にして冴えない店でキャンピングカーを用立てる計画。
それに今のところ帝愛は嵌っています。
果たしてカイジたちの足取りはこのまま闇の中に消えて行くのか?
カイジがキャンピングカー屋の社長を説得できるかどうかにかかっています。
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