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ゴールデンカムイ167話のネタバレ要点をこちらにまとめました。
一度はキロランケに同行することを諦め、アシリパたちと別れた白石でしたが、杉元との盟約を思い出し、アシリパたちと再び合流しました。
そんな一向を追いかける杉元はブリザードの試練に直面していました。谷垣のマタギとしての経験が存分に発揮されるゴールデンカムイらしい回となりました。
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パッと読むための目次
ゴールデンカムイ167話ネタバレの要点まとめ
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マタギの知識
強烈なブリザードに襲われていた杉元と谷垣でしたが、風だけでも防ごうと地面を掘り、乗って来た犬ソリを薪代わりにして火をつけ、地面に埋めて暖を取ります。
さらには、ソリを引いてきた犬たちを毛布の布団に見立て、自分たちの上に寝そべらせます。
(野田サトル「ゴールデンカムイ」167話より引用)
ブリザードの中の僥倖
一方、同じくはぐれた月島たちも銃声に反応しない杉元たちを待つため、近くの建物に入っていました。
牛がいるのを見て人がいることを察し、再び外に出て杉元たちに向けて銃声を鳴らします。
すると、音を聞きつけて住民のロシア人が現れ、月島が遭難した仲間について話すと、建物の上階にある灯台に案内されます。
(野田サトル「ゴールデンカムイ」167話より引用)
光が杉元たちに届く
朦朧とする意識の中、戦争で血を浴びるばかりだった自身の人生に、アシリパという光が差したことを思い出す杉元。
しかし、月の光かと思っていたその光は……
(野田サトル「ゴールデンカムイ」167話より引用)
鯉登がウロウロしていることでプツリプツリと点滅する灯台の光でした。
月の光ではないと気づき、身体に力が入る杉元たち。
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ゴールデンカムイ167話 ネタバレの考察
ゴールデンカムイ167話を読んだうえでの考察をまとめておきます。
全編杉元たちを描く
サーカス団でのいざこざ以来、1話丸々杉元たちの話を繰り広げる回となりました。
主人公なのに物語の中心に絡めていない状況が続いていますから、今回のように1話丸ごと杉元の話を描いてくれるのは良い心の清涼剤になりますね。
しかし、ブリザードに巻き込まれて月島らとはぐれてしまった前回から、状況がわずかに好転しただけで、足踏み状態であることに変わりはありません。
せっかくロシア兵の待ち伏せ襲撃によって、足止めを食っていたアシリパさん一向との距離を縮めたか、と思ったのもつかの間、また距離が離れてしまっています。
倒れている間に自身の暗い過去を悪夢に見た尾形と、皇帝暗殺に関わっていたことを明かしたキロランケという怖い怖い2人と同行しているアシリパと白石のため、早く杉元には進んで欲しいのですが。
一方で、一気にアシリパたちを追い越して目的地に運んでくれそうな人が現れました。
その人物とは……。
ロシア人? それともロシア兵?
そう、杉元たちをアシリパさんたちの目的地まで加速させてくれそうなのは、灯台にいたロシア人です。
灯台を守るのは漁師か軍人と相場が決まっていますから、もし軍人だった場合、杉元を見たことがあるという展開になり、ブリザードが収まった後に軍部に連絡して捕えるように伝え、アシリパさんやキロランケたちを追い越して目的の監獄まで運ばれてしまう、という可能性もゼロではありません。
そうではなかったとしても、灯台にいたロシア人が大きな手掛かりをくれることは間違いなさそうです。このタイミングでの登場で、単に灯台を使わせてくれただけの人なはずがありません。
杉元たちではなく、月島たちが先に出会ったというのも大きなポイントなような気がしますから、やはり杉元と会うことで何かが起きそうですね。
後はすんなりいくか、もうひと悶着あるのかどうかですが、果たして?
谷垣のマタギ能力全開
ここ数週間、ゴールデンカムイに盛り込まれるお馴染みのプチ情報といえば、オロッコの民族のこと以外は、尾形とヴァシリのスナイパー講座だったり、キロランケの手榴弾改良物語だったりと、物騒なことが続いていました。
白石の股間に関するギャグと情報の絡みはあったものの、戦場で旗手を務めるものは色んな意味で清くなくてはいけないとか、占いの結果が誰かがお逝きになるとか、ほとんどが辛い情報ばかりでした。
そこへ行くと、今回はブリザードという状況こそ辛いものの、出てくる情報が微笑ましいものが多く思わずニヤリとしてしまいました。
特に、地面に焚火の火を埋めて暖房代わりにした後の、犬を集めて毛布に代わりにしているところは最高にほのぼのとしてしまいました。
決してギャグシーンなわけではなく、真面目に窮地をしのごうとしている中であそこまでほんわかした雰囲気を感じてしまうとは、やはり凄い作品です。
さらには谷垣特製の餅も出てきました今は夏でとてつもなく暑いのも相まって、寒い部屋で暖を取りながら餅が食べたくなってしまいました。
今回のようなシリアスの中にちょっとしたほのぼのを織り交ぜるのは、様々なプチ情報とネタで物語の空間に引き込むゴールデンカムイの面目躍如というところでしょうか。
役に立つかどうかは置いておいて、これだけ絶妙に知識と物語とを絡めて描けるのは素直に感服します。作品の凄さに改めて感動できた谷垣のマタギ能力回でした。
ゴールデンカムイ167話 ネタバレのまとめ
今回はゴールデンカムイ167話のネタバレを紹介しました。
久しぶりの杉元一向オンリー話となり、ワクワクさせられた反面、ブリザード相手に命の危機に陥ったままだったり、もがく中で犬橇を失ってしまったりと、もどかしい状態が続いた回となりました。
谷垣のマタギ能力存分に描かれ、ハラハラしながらもほのぼのとするゴールデンカムイの真髄のような話でしたが、ラストにはしっかりと窮地脱出の糸口を掴んでいました。
そして唐突に現れたロシア人の存在が、杉元たちの『アシリパさん訪ねて数十話』の行程にどう絡んでくるのかも気になります。
まずは次週、灯台の光を目指して動き出した杉元たちが、ロシア人と出くわすことでどんな展開に入るのか、注目です。
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