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約束のネバーランド72話のネタバレの要点をこちらにまとめました。
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パッと読むための目次
約束のネバーランド72話ネタバレの要点まとめ
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電話の主はW・ミネルヴァ!
(白井カイウ・出水ぽすか「約束のネバーランド」72話より引用)
エマとルーカスがとった受話器から聞こえてきたのは、なんと「ウィリアム・ミネルヴァ」を名乗る男の声でした。
ミネルヴァは謝罪を口にした後、エマたちの前にあるエレベーターが「人間の世界へ渡る道」であること、そしてそれが今は使えないことを告げます。
「使えない」とはどういうことか、ミネルヴァは今どこにいるのか…。
そう呼びかけるエマですが、ミネルヴァの声は録音したものであり、その録音を聞いているということは依然エレベーターは動いていないだろうとミネルヴァの声は続きます。
どうやら「道」が塞がれてしまったのは、ミネルヴァの予期するところではなかったらしく、彼の腹心の裏切りによるものだったようです。
A08-63にもともとあったのは、彼が作った食用児たちにとって安全な集落だったらしいのですが、ミネルヴァは録音上で腹心によって潰されているか、「鬼」たちに知られてしまっているだろうと懸念を表していました。
その通り、ミネルヴァの作った集落は、「鬼」たちに猟場として利用されてしまっていますが…。
そもそも、なぜミネルヴァはそのような大きな集落をつくったのか。
それは、ミネルヴァの「罪ほろぼし」だったのです。
ミネルヴァの正体と真意が明らかに!
「私の本名はジェイムズ・ラートリー」
「1000年前彼らと“約束”を結んだ一族の末裔です」
(白井カイウ・出水ぽすか「約束のネバーランド」72話より引用)
ミネルヴァ、本名ラートリーは、その第35代当主として、二世界間の調停役として「約束」を受け継いできたそうです。
ラートリーは人間の世界のためにも、自分の職務を放棄することはできませんでした。
しかし、一人の人間として食用児たちにひたすら犠牲を強いるという理不尽に耐えられなかったラートリーは、せめて食用児たちにも自らの未来を選べるきっかけを与えようとしたのです。
その方法が、ウィリアム・ミネルヴァという架空の人物を名乗り、農園に納める本にモールス信号による細工をすることでした。
せめて、それに気付いた子ども達だけにでも、安全な隠れ家や人間の世界に渡れる抜け道を授けようとしたのですが、ラートリーの想いは腹心の画策によって遂げられませんでした。
さらにその腹心によって、ラートリーは一族に命を狙われる身となってしまったことを明かします。
「現在2031年5月20日―――君がこの録音を聞いている頃には私はこの世にいないだろう」
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(白井カイウ・出水ぽすか「約束のネバーランド」72話より引用)
頼りにしていたミネルヴァの死に動揺を隠せないエマとルーカス。
しかし、ラートリーはこれは敗北ではないと断言します。
自分は易々と殺されるつもりはないし、自分の他にも食用児の支援者はいる…。
それに加えてさらに、ラートリーは衝撃の事実を告げます。
(白井カイウ・出水ぽすか「約束のネバーランド」72話より引用)
何と、GF(グレイス=フィールド)、GB(グローリー=ベル)、GV(グランド=ヴァレー)、GR(グッドウィル=リッジ)…4つの高級農園の中に行き来の「道”」あるというのです。
ラートリーはエマたちの望む未来を叶えるように言います。
秘密裏に仲間とともに人間の世界へ渡りたいのなら、支援者を何人か向かわせてどこかしらの“道”から渡らせる…
そうではなく、もしもこの二世界の歪んだ秩序を作った“約束”を壊したいのなら、その選択を阻むことはしないというのです。
もう一つの選択肢である「七つの壁」
「だが もし君の望む未来が そのどちらでもなかったら」
「七つの壁を探しなさい」
(白井カイウ・出水ぽすか「約束のネバーランド」72話より引用)
そこまで言うとラートリーは、あとの詳細は「マーヴィンの寝床」にあると話を締めくくります。
「ここまでよく頑張ったね 辛い思いもたくさんしただろう」
「それでも君はここまで辿り着いた」
「君の……いや君達のかもしれないな 声が聞きたかった 姿が見たかった」
「光はある その手で掴むんだ」
「健闘を祈る」
(白井カイウ・出水ぽすか「約束のネバーランド」72話より引用)
その言葉を最後に「ミネルヴァからの電話」は切れました。
ミネルヴァの真意が「食用児への贖罪と望む未来を与えたいという気持ちだ」と知り、エマとルーカスは安堵を見せます。
逃げて出た農園に「道」があることは衝撃的でしたが、行き来の方法と場所、さらに支援者の存在も分かったことで、ルーカスは「密猟場」を出た先、そこの子供たちや仲間である「オジサン」が逃げ延びる手立てが見え、ようやく「密猟場」を終わらせることができると息巻きます。
詳細があるという「マーヴィンの寝床」とは、ミネルヴァの冒険小説に出てくるもので、引き出しの中を意味しています。
電話が乗っている机の引き出し…!
そこに隠された真実とは何なのでしょうか?
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約束のネバーランド72話の考察
約束のネバーランド72話を読んだ上での考察をまとめておきます。
人間の世界へ渡れたとしても困難が待ち受けている?
腹心の裏切りにあったというミネルヴァですが、もちろんその腹心というのはミネルヴァの傍にいた人間ということになるでしょう。
「裏切り」ということから、もともとはミネルヴァの「食用児たちにも未来を選び取るきっかけを」という意思に賛同していたことが推測できます。
しかし、裏切られた結果、ミネルヴァは本意を遂げることなく、恐らく死亡する結果となってしまいます。
つまり、人間の世界には、明らかにミネルヴァの思想に反する者、つまり、二世界間の平和のため、食用児に犠牲を強いるシステムを保持したいと考える者がいるということになります。
そもそも「鬼」と人間との狩り狩られる関係を解消するために「食用児」が作られたのですから、食用児を救うことは人間の世界の安全を脅かすことにも繋がりかねません。
ミネルヴァの口からは「食用児の支援者」の存在が示唆されましたが、むしろミネルヴァの思想を邪魔したいという人間の方が大多数を占めているのかもしれません。
そうすると、エマたちが仮に人間の世界に渡れたとしても、そこで居場所を見つけ、生活していくことは困難を極めることになるでしょう。
ルーカスは死ぬつもり?
72話で少しだけ気になるのは、ルーカスの表情と台詞です。
オリバー達と同様、仲間を殺されたルーカスは密猟場の「鬼」たちに並々ならぬ憎悪を持っています。
70話に引き続き72話でも、「密猟場を終わらせる」と宣言していることからそれは明らかでしょう。
その様子はまるで「自分は密猟場さえ終わらせられたらそれでいい」と言わんばかりのものです。
現にルーカスは、ミネルヴァの電話を聞き終わり、他の子供たちや仲間が人間の世界へ渡れることには安堵していますが、自分のことには触れていません。
それは会話の流れ上、決して不自然とは言えないのですが…
そのとき、エマは何かに気付いた様子を見せています。
エマ
「!(ルーカス…やっぱりあの時の…)」
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(白井カイウ・出水ぽすか「約束のネバーランド」72話より引用)
自分の生存を勘定せず、仲間が逃げ延びられればそれでいいと考えていた人物としては、エマの親友・レイが挙げられます。
エマが思い浮かべた「あの時」というのが、レイがエマたちのために犠牲になろうと考えていたときだったとすれば、エマはレイという前例を知っていたがために「ルーカスの真意」に気づいたということになります。
約束のネバーランド72話ネタバレのまとめ
72話では、ミネルヴァが食用児の紛れもない味方であることと、腹心に裏切られたことにより思うように動けなくなっていたことが判明しました。
引き出しの中に隠されたすべての謎の答え…。
物語の核心に迫る次回、見逃せません。
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