スポンサーリンク
2018年11月19日発売の「週刊少年ジャンプ51号」の附田祐斗・佐伯俊『食戟のソーマ』288話「破格の定食」のネタバレです。
「食戟のソーマ288話ネタバレの要点をサクッと知りたい」というあなたはこちらからどうぞ!
以下ネタバレありの考察と感想なので、未読の方はご注意ください。
スポンサーリンク
食戟のソーマ288話ネタバレの要点まとめ
食戟のソーマ287話では、司と創真が第二の試練でどちらがより荒稼ぎできるかという勝負をすることになり、闘志を燃やしていました。
第二の試練を「ありふれた食材でいかに美味しく意外な料理をつくるか」という課題だと解釈した創真は、即席のすき焼き御前を審査員・ランタービに提出します。
しかし、その評価は「課題の意図を汲まずに食材を無駄にしただけ」ということで、マイナス材料費分。
一方、創真と勝負をしていた司の品は、578ドルという驚異の価格を叩き出しました。
両者の違いは、素材を足しただけのものか、掛け合わせているか。
ただ素材を足して組み合わせただけのものでは、元がコンビニ惣菜である以上100ドル以上の価値など出せません。
司はコンビニ惣菜の中で、高級美食に耐えうる要素だけを尖らせ調和させることで、見事な品を作りだしたのです。
在学中よりもはるかにパワーアップしている司の「食材との対話」と技術。
それに対し創真は、このお題におあつらえ向きの「ゆきひら」メニューがあると言います。
一体創真は何をつくるつもりなのでしょうか?
>>食戟のソーマ287話ネタバレはこちら
料理界での司の評価は…
第二の試練を余裕の500ドル越えでクリアした司。
審査員のランタービは彼のことが気になったのか、コンビニのグルメ誌を手に取ります。
司はどうやらどのグルメ誌にも特集が組まれ、現在名立たる星付きの有名店が彼をスタッフとして獲得しようとしているようです。
今料理界をにぎわす一番ホットな料理人こそが司というわけですね。
これを見ると、遠月の料理人が一個人として注目されるのは、卒業してからなのかもしれません。
考えてみれば、いくら腕が立つ料理人でも「所詮は学生」と思われてしまうことも多いのでしょう。
えりなが優勝最有力候補となっていないのは、これが理由かもしれませんね。
ランタービによれば、良い食材ほど味のどこかが飛び抜けて尖っているのに対し、コンビニの惣菜はバランスがとれてる分どの味も平々凡々なものになっているそうです。
そんなコンビニ食材をただ足し算しただけでは美食としては凡庸になり、どこかを尖らせようとしても失敗すれば雑味が出てしまうという、非常に繊細な技術を第二試練は試しているのです。
ランタービは、この条件下で500ドル以上を叩き出した司に驚きを感じるとともに、この試練で定食屋のメニューを出すと言い放った創真に疑問を覚えていました。
創真が作ったのはおせち!
創真は大量のてんでバラバラな商品を手あたり次第に調理していきます。
そうして完成させたのは、「季節外れの必殺おせち」。
「ゆきひら」で年末に注文を受け付けていたものを創真流にアレンジしたようです。
普通にメニュー表に載っているものではなく、年末限定で注文を受けるおせち料理ときたとは意外でしたね。
確かにおせちであれば、そのままで高級とはいかずとも普通の定食屋メニューよりは格段に「高級美食」に高めやすいでしょう。
もっとも、ランタービは付け焼刃だと一刀両断し、一口食べてみてもその評価は変わらず。
しかし、二口目以降はどんどん食べ進め、ついに一心不乱にがっつくまでになります。
創真はさつまいもの甘煮を栗きんとんに、卵とはんぺんを伊達巻にといった具合に、的確にコンビニ惣菜を活用していますが、ランタービの箸が止まらない理由はそこではありません。
何と創真のおせち料理は、どこから食べ始めても、どの順番で食べ進めても、次のおかずが欲しくなるよう設計された、「コース料理」だったのです。
「言うなれば…一品の中の“規定ルート無きコース”!!」
「私が今まで食べてきた中で最も自由なコース料理だわ!!」
(附田祐斗・佐伯俊:「食戟のソーマ」288話より引用)
秋の選抜でアリスが披露した手毬寿司弁当と似たような感じでしょうか?
コース料理というからには、恐らく連隊食戟最終戦の経験も生かしているのでしょうが…。
アリスのものと違い「どの順番でも」というからには相当繊細なメニュー構築が必要であり、とても数十分の作業時間で出来るような品ではありません。
創真は、すでに仕込みや加熱、調理が完了しているコンビニ惣菜だからこそ、作業量を抑えてこのおせちが作れたのだと言います。
創真、第二の試練突破!
ランタービ曰く創真のおせちは、素材の「掛け算」ではなく、「足し算のごり押し」。
そんなやり方で高級美食級の調和を作り出すのは、さすがのランタービでも予想外だったようです。
この「予想外」が創真の創真たる所以でしょう。
素材の掛け算という規定にとらわれていては、どんなに頑張っても結局「食材との対話」と繊細な技術を使う司の劣化版になってしまいますからね。
自分の想定していたのとは違う形で「高級美食」を作り出した創真に、ランタービは涙目になりながらも「合格」を告げます。
>>食戟のソーマ288話ネタバレ考察&289話展開予想はこちらから
スポンサーリンク
食戟のソーマ288話ネタバレのまとめ
食戟のソーマ288話では、創真がコンビニ惣菜を使ったおせち料理をつくります。
それは司のように「素材どうしの掛け算」に秀でたものではありませんが、どこから食べてもどの順番で食べても必ず次のおかずに手を伸ばしたくなる、一品の中のコース料理です。
創真はこの「足し算のごり押し」で、見事第二の試練合格をもぎ取りました。
>>食戟のソーマ289話ネタバレはこちらから
コメントを残す