スポンサーリンク
2018年12月3日発売の「週刊少年ジャンプ1号」の附田祐斗・佐伯俊『食戟のソーマ』290話「真夜中の真価」のネタバレです。
「食戟のソーマ290話のネタバレ要点をサクッと知りたい」というあなたはこちらからどうぞ!
以下ネタバレありの考察と感想なので、未読の方はご注意ください。
スポンサーリンク
パッと読むための目次
食戟のソーマ290話ネタバレの要点まとめ
食戟のソーマ289話では、BLUEの副賞と、朝陽の過去について明らかになりました。
BLUEの副賞は、WGO特等執行官お付きの指定料理人になることができるというもの。
特等執行官は年に数回行われるWGOの定例会合にしか姿を現さないため、そこで料理を振る舞いさえすれば多額の年俸が支払われるという好待遇。
BLUEに参加するほとんどのノワールたちの目当ては、この副賞にあるようです。
また、城郭前では、朝陽とえりなが待機していました。
朝陽はえりなに対し、不意に真面目な雰囲気で己の過去を語り始めます。
アメリカ北部の貧民街に生まれ、物心ついたときには父親がおらず、アルコール中毒の母親の世話をする日々…。
母が死に施設に預けられた朝陽は、そこで城一郎と出会います。
料理に限らず世界の様々なことを教えてくれる城一郎のことを、朝陽はいつしか心の中で父親だと感じるようになりました。
しかし城一郎は、妻の死亡をきっかけに、息子の世話をしなければならないからと朝陽に会いに来れなくなります。
そのとき朝陽の心に宿った創真への嫉妬心を語る様子は、えりなから見てとても嘘には思えませんでした。
一方、いよいよ第二の門が開かれ、第三の試練が始まりますが…?
>>食戟のソーマ289話ネタバレはこちらから
特等執行官の目的とは…?
創真たちを待ち受けていたのは、3人のノワール。
えりな誘拐時に朝陽と居た面々ですね。
創真も言っていますが、司よりも「上」だと評価されたことになります。
第三の試練から参加する料理人は、何とこの3人のみのようです。
ここでも、「表」と「裏」の料理人の実力差が窺えます。
第三の試練の審査員は、昨年開催されたBLUEの決勝で審査を任された3人。
しかし、第三の試練開始の直前、モニターが特等執行官を映し出します。
どうやら彼女にとっては、第三の試練までに「表」が半分、「裏」が全員通過という結果は、少々予想通りではあったものの飽きのくる結果だったようです。
そこで第三の試練では、趣向を変えた選別を行う、と…。
ここにきてまさかの試練内容の変更という驚きの事態。
ところが、さらに驚愕の真実が明らかになります。
特等執行官曰く、BLUE開催の真の目的は、「今まで地球上に無かった皿を創造し得るものを探すこと」。
しかし長年BLUEを続けてもそういった者は現れず、だからこそ今回ノワールをノミネートしたのだといいます。
もはやノワールにしか期待をしていないとまで断言した特等執行官。
たしかにそれならば、今までの試練が突飛な内容だった理由も分かります。
世界中の味を食べつくした特等執行官の求める品を作る料理人を決めるのですから、今までにないようなお題を軽々クリアするような人間でなければ話になりません。
ここに来てBLUEが普通の美食コンクールの体裁を捨て、ノワールもノミネートしたのは、もはや取り繕うことはしないという特等執行官の意思表示でしょう。
ノワールの実力が明らかに!
「表」の料理人にはノワールの引き立て役としての価値しか見出していないという特等執行官に反発する「表」たち。
特等執行官は彼等を黙らせるため、チェーンソー(らしきもの)を持ったノワールに一品作れと命じます。
彼女は牛フィレ肉をいたって普通の火入れ方法で焼きながら、何とチェーンソーを取り出します。
彼女曰く、それはチェーンソーではなく、彼女専用のカービングナイフということですが…。
とにもかくにもその巨大なナイフを使って、美しく焼き上げた肉の表面を傷つけていくノワール。
(附田祐斗・佐伯俊:「食戟のソーマ」290話より引用)
一見台無しになるかと思われた肉ですが、とてつもなくジューシーかつ、噛めば噛むほど塩味や風味が沸きあがる見事な仕上がりになっています。
司曰く、ナイフには前もってシーズニングスパイスがまぶされており、その刃が複雑に肉を裂くことによって、スパイスが繊維の奥へと段階的に入り込み、通常の調理法では決して再現することのできない美味さをつくりだしたようです。
要は、暴力的な隠し包丁といったところですが、数ミリでも刃がズレれば肉の繊維が台無しになってしまう非常に繊細な技。
たしかにこの調理方法は、このノワールにしか作ることのできない品であり、それはつまり「唯一の品」となります。
そして、特等執行官が求めるのは、今まで存在したことのない皿…つまり、究極のオリジナリティーを持つ皿こそがそれにあたります。
たしかに、既存の方法にとらわれないという面で見れば、特等執行官が求める皿は「表」ではなく「裏」の方が向いているかもしれませんね。
第三の試練の門番はノワール!
歴史の埒外にある調理法を持つノワールに、対抗するのは不可能だと感じてしまう「表」の料理人たち。
しかし特等執行官は、第三の試練の門番をノワールに定めます。
牛肉を彼女の調理クラスの美味にまで仕上げられる技を持つ者…それこそが第三の門を通り、城郭本丸へと入る条件です。
「門番」というと、つまりこのノワールが料理を味わい、それを自分の品以上だと認めた者に限り第三の門を通ることができる、という感じになるのでしょうか?
スポンサーリンク
食戟のソーマ290話ネタバレのまとめ
食戟のソーマ290話では、特等執行官の目的が明らかになりました。
彼女がBLUEを開催してきた理由は、今まで地球上に存在しなかった品を創造し得る料理人を見つけること。
しかし、「表」からいくら若手を募っても彼女の目的は果たされず、そのために今回ノワールをノミネートした彼女は、もはやノワールにしか期待をしていません。
そして、第三の試練の内容は、特等執行官によって大きく変更させられます。
肉をチェーンソーで味付けするという調理法で、牛フィレ肉をとんでもないレベルの美味へと仕立て上げたノワール。
彼女が第三の試練の門番となり、彼女の調理クラスの美味にまで牛肉を仕上げられる者だけが、優勝者決定戦に辿り着くことができます。
果たして創真は、ノワールの技を相手にどのように腕を振るうのでしょうか?
>>食戟のソーマ291話ネタバレはこちらから
コメントを残す