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「はじめの一歩」1212話のネタバレ&考察です。
一歩はボクシング「引退」を受け入れ、その生活になじんでいるように見えます。
ボクシングから離れる「決意」とか「悲壮感」が全くないわけすね。
そして、クミちゃん(死神・間柴了の妹)とデートの最中、美人ボクシング雑誌記者の飯村真理と遭遇です。
彼女と美人記者と一歩……。
サクッと「はじめの一歩」1212話の要点を知りたい方はどうぞ。
パッと読むための目次
はじめの一歩1212話ネタバレ要点のまとめ
という訳で今回1212話は、リングではなく日常の中の「女のバトル」です。
死神・間柴了の妹であり看護婦のクミちゃん。事実上、一歩の彼女でしょう。
そしてボクサー幕之内一歩のファンであり……ラブコメであればそれだけ?と、思う展開になるだろう、美人でメガネのクールニューティの女性ボクシング記者・飯村真理。
このふたりが路上で一歩の引退に対し、意見が対立。
本人がいるのに、意見が聞かれることも無く、本人も何も言えない。
まさに「ラノベ鈍感主人公」です。
そして、家に戻ると、一歩を待っていたのは、後輩・板垣学の妹の菜々子ちゃんです。
オマエは、ラノベ主人公なのか? 一歩よ……。
という感じで、女のバトルが始まるのでした。
森川ジョージ「はじめの一歩」第1212話より引用
そして、一歩の復帰へのそれぞれの想い――
クミちゃんVSクールビューティ・飯島真理
一歩とクミちゃんは、デートの途中で、美しすぎるボクシング記者・飯島真理と出会います。
メガネのクールビューティは個人的にストライクですが、一歩はどうなのか不明です。
クミ
「引き戻すような言葉をかけないで下さいっ」
森川ジョージ「はじめの一歩」第1212話より引用
飯島真理のまるで、一歩の復帰を促すかのような言葉に、立ちはだかるクミちゃん。
そして、メガネの女記者・クールビューティの真理ちゃんは理路整然と、一歩がどう思っているのか聞きます。
一歩はこの状況に、間抜けな対応。
空気を全く読んでません。
引退を決意したのは君でしょ!って突っ込みたくなりますね。
そして真理ちゃんは一歩と付き合うことの覚悟を問う。
そもそも、ボクサーと付き合えば、愛する者は壊れてしまうことがあること。
そして、その覚悟を問う――
その覚悟はある。
クミ
「覚悟はしていますよ」
森川ジョージ「はじめの一歩」第1212話より引用
そして、一歩が無事にリングから戻ってきたことの想いを語るクミちゃん。
そして、言葉を続けます。
完全にこれは「告白」です。
クミ
「二人は無理です」
森川ジョージ「はじめの一歩」第1212話より引用
誰よりも何よりも大切な兄と一歩を並べるクミちゃん。
しかし、一歩は「ラノベ主人公」ぶりを発揮します。
この分析力の無さはボクサーとしても致命傷で、「原始的ボクサー」とか言われるのも仕方ないかなということですね。
「『面倒看る覚悟がある』って言ったのよ」
「お嫁さんになっていいと告白したも同然なのに」
「本当にボクシング以外は0点」
森川ジョージ「はじめの一歩」第1212話より引用
ダメだ… コイツ早くしないと――
という感じです。
ボクシング以外は全くダメって感じであるのが、この一歩のボクシングに対する純生を高めていたのですが。
引退して、そのダメな部分が本当にダメになってしまいました。
クミちゃんVS後輩の妹・菜々子
そして、メガネのクールビューティ、飯島真理はふたりの関係を心配してしまいます。
もう、一歩の復帰よりそれが重要問題として浮上するわけですね。
そして、飯島真理は本当にボクサーとしての一歩だけが好きだったのか……
ちょっと余韻をのこしつつ、去っていきます。
その後、いい感じで帰宅する一歩とクミちゃん。
お互いに告白が出来ない。
なにこの展開……。
一歩ってもう20歳超えてんじゃないか?
女記者でなくとも心配になります。このカップル。
クミ「最高に嬉しい」
一歩「最高に恐ろしい」
森川ジョージ「はじめの一歩」第1212話より引用
告白して、関係の崩壊を恐れる一歩。
そして告白を待つ、死神の妹・乙女。
リング上で散々対戦相手を壊してきましたが、この関係を壊すのは嫌なのです。
しかし、このままズルズルと泥仕合の恋愛をみたいな関係を続けるのか?
と、言う感じで家に到着しますと、そこにはもう一人の女の子がまっていたのです。
森川ジョージ「はじめの一歩」第1212話より引用
一歩の後輩、板垣学の妹・菜々子ちゃんですね。
実は板垣のライバルでお金持ちの今井京介(現在、フェザー級の日本王者)が、菜々子ちゃんにガチ惚れであるという設定もあるのですが、そんな関係は読者は覚えているのかどうか?分かりませんが、とにかくクミちゃんは不機嫌。
本格的な恋のライバルは、この菜々子ちゃんであることは間違いないでしょう。
外見は、兄がイケメンであるように、この子も美少女なのです。
どうするのだ?一歩よ!!
しかし一見軽そうに見えますが、菜々子ちゃんは、ちゃんと考えていました。
ボクサーとしての一歩のことを考えていたという点では、立っている場所がよりファンに近いのかそれとも、惚れた男の本質を見抜いているのか、それまで分かりませんが。
彼女は、団らんの中で言います――
「世界王者になってほしかったなあ」
森川ジョージ「はじめの一歩」第1212話より引用
少女の口から発せられた重い響きのある言葉が、団らんの空間に響きます。
一歩はいったいどうするつもりなのか?
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はじめの一歩1212話のネタバレ考察
はじめの一歩1212話を読んだ感想をまとめておきます。
強いとは何か?
一歩のボクサーとして以外の鈍感さ、純真さ、そしてクミちゃんとの関係、クミちゃんの告白ともいえる覚悟まで飛びだした1212話でした。
しかし、まるでファンの言葉を代弁したかのような一歩の復帰を願う言葉。
ボクシングで、本当に一歩はやり残したことがないのか? 悔いはないのか?
そもそも「強いとはなにか?」という答えを見つけるために、一歩はボクシングを始めました。
で、その答えを一歩は得ているような描写もあったわけです。
ボクシングを引退し、第二の人生を選ぶというのも「強さ」のひとつの形であるというかのようにです。
しかし、それでいいのか? ボクシング漫画としていいのか?という根源的な問題は置いといて、それを「強さ」の結論、テーマにしていいのかと思うわけです。
一歩の復帰の可能性?
今回の1212話において、板垣学の妹・菜々子ちゃんの口から重い言葉が発せられました。
「世界王者になってほしかったなぁ」
かつて、伊達英二が、引退後復帰して世界戦にまで上り詰めました。
この先、一歩の復帰のキーとなるのはその経験をしている伊達ではないかなぁと推測されます。
今後の「伊達英二との絡み」にも注目ですね!
はじめの一歩1212話ネタバレまとめ
過去のボクシング漫画にはあり得ないような展開となっている「はじめの一歩」。
そして、週刊少年漫画ではタブーといえる主人公「サゲサゲ」の挫折というか、勝負からの引退。
物語のセオリー、テーマを放棄したように見える「はじめの一歩」ですが…、
であるからこそ、この先の展開が気になる!!
ある意味、そのような状況であるからそこ、読者は目が離せないですねぇ。
「続きを読ませたい」と思わせることがプロの仕事であれば、「はじめの一歩」はやはりプロフェッショナルの描いた物語なのです。
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