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『はじめの一歩』1245話のネタバレ考察&次回最新話1246話の展開予想です。
以下、ネタバレ&画バレありの考察と感想なので、未読の方はご注意ください。
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パッと読むための目次
はじめの一歩1245話ネタバレ考察
はじめの一歩1245話「一歩の拳」のネタバレ考察です。
なお、はじめの一歩1245話をご覧になっていないあなたはこちらからご覧いただけます。
>>【はじめの一歩】ネタバレ1245話!オマエラ、良い事いってるつもりか?
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ギャグで重い展開を回避する方法
少年漫画では、主人公に逆境を用意してそれをクリアすることで、読者の没入感を深め、キャラに感情移入する方法がとられます。
ただ、最近はあまり重い課題を主人公に課して、それをクリアするのに悪戦苦闘する展開は好まれません。
これは「荒木飛呂彦の漫画術」などでも言及されています。
一歩の現役引退という展開は、かなり異例で冒険的なことであり、その上で一歩が弟子(泰平)に裏切られ暴力を振るうという展開は重すぎます。
しかも、確実に傷害罪レベルの行為を行っています。
鷹村ではないですが、少年漫画の主人公としては「死刑」に近いです。
この重苦しい展開で、事態を収拾し、読者を納得させた上で展開を進めなければなりません。
その一つの方法として、かねてから「ギャグ」の活用があるのではないかと予測していました。
そして、今回明らかにギャグ展開で一歩の重い課題を回避し、読者のストレスを軽くしています。
とにかく傷害罪という事実を重く感じさせないため、鷹村の無茶苦茶な「死刑」発言。
さらに、一歩が服役しても、前科ものになっても、死刑になっても関係は変わらないよという、良い感じにまとめる鴨川ジムのメンバーの言動がなんともいえないギャグになっています。
森川ジョージ「はじめの一歩」第1245話より引用
1245話は全体的にギャグを使い、重さを払拭しようとしている感じです。
この良い感じの場面も流れを考えると「主人公、服役したり死刑になったら終わりだろ?」と突っ込みいれたくなります。
まあ、傷害で死刑はありえないのですけど…。
少年漫画の面白さはリアルの写実ではない
そして、交番に自首した一歩の方の描写はギャグというより、リアルではありえない展開をもってきています。
引退して日の浅い元日本チャンピオンが傷害事件を起こしたと自首してきた場合、交番の警官は絶対に本部の警察署に連絡するはずです。
また、個人名を調べれば、一歩の身元は絶対に分かります。
交番にもネットが利用できる環境くらいはあるでしょう。
また、自首してきた人間を交番に放置して出て行ってしまう警官もありえません。
自首してきて扱いきれないなら「警察署に行ってくれ」くらいのことは言うかもしれませんが、それもありませんでした。
そして何より、傷害事件は被害者の訴えは関係ありません。
どこのだれかは知らなくともテルくんに聞けばいいのですから、青木のラーメン屋に連絡して確認することもできました。
このように、リアルで考えるといろいろ突っ込みどころのある展開です。
しかし、少年漫画の面白さはリアルを模写することではないのです。
創作、エンタメのウソをどこまで許容できるかは、人それぞれでしょう。
中には、細かいボクシング技術まで気になる人もいれば、パンチで人間が吹っ飛んでも楽しめる人もいるわけです。
警察の対応、傷害罪が親告罪であるかどうかは、はじめの一歩という漫画にとってはさほど重要ではなく、勢いと展開で読ませて納得させてしまえばいいでしょう。
となれば、偶然強盗事件が起き、一歩が放置されるという流れも、物語を重くしない方向でよい展開ではないでしょうか。
リアリティの追求は面白さの追求よりも重要ではありません。

はじめの一歩1246話 展開 予想
傷害事件はウヤムヤになるのか?
結果として1245話のラストで、泰平が記憶を失っていることが分かります。
森川ジョージ「はじめの一歩」第1245話より引用
要するに被害届が出ないと言うことを示唆しているわけです。
傷害罪は被害届関係なく検挙されますが、物語の流れの中ではその点は無かったことになります。
ということで、一歩が傷害罪、暴行罪で罪を問われることはないでしょう。
このあたりの動きはこれ以上展開されないと予測できます。
晴れない一歩の気持ちは?
しかし、一歩の気持ちは罪を償うことでいっぱいです。
泰平に裏切られたという思いが、一歩のビンタで相殺されているという考えもあります。
一歩の中で、裏切られたという思いより、自分がビンタして素人を傷つけたという自責の念が強くなっているかもしれません。
もしくは「裏切られたこと」+「素人をビンタで傷つけた」というより深い心の傷を負っている可能性もあります。
この思いが一歩をどの方向に一歩を進めていくのか?
鴨川会長に弟子が出来たことを報告し、そしていつか弟子を会わせると約束して、結果として裏切られ、暴力をふるってしまったのです。
責任感の強い一歩は、ボクシングとすっぱり縁を切るという選択をする可能性もあります。
自分にはボクシングで人を導く資格はない――
人を育てる資格はない――
そのように思いつめてしまう可能性もあります。
また、重い展開になってしまいます。
そして、もう一方の当事者である泰平は記憶を失ったといっても、一歩が何かをしたということには思い至るでしょう。
その場に一歩がいたことは確かです。
鬼を見た後の記憶がないとしても、その鬼の正体が一歩であったという回答を得ることは難しくないでしょう。
そのとき、泰平がどんな行動をとるのか?
おそらく被害届を出すことはないと思いますが、一歩に対し何らかのアクションを起こすのか?
そのときに伏線になっている泰平の「兄」の存在が展開に絡んでくるのでしょうか。
いろいろな要素がからみますが、この事件をきっかけにもしかすると、一歩の現役復帰へという流れになるかもしれません。
>>はじめの一歩1246話ネタバレはこちらから
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