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ゴールデンカムイ165話のネタバレの要点をこちらにまとめました。
尾形と鶴見の過去、そしてキロランケとウイルクの過去が描かれ、ビビる白石に対してアシリパは逃げない決意を表します。
そして尾形の過去がさらに掘り下げられていきます。
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パッと読むための目次
ゴールデンカムイ165話ネタバレの要点まとめ
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戦時中の2人
戦争で旗手を務めていた、ありし日の勇作。その後ろで正しい血筋を持つ勇作に対して黒い想いを澱ませていく尾形。
鶴見は戦局を見て、すぐには殺さない方針に変えていたことを病床の中で思い出します。
そんな尾形をよそに、決意を固めたアシリパと、過去を話したキロランケは、白石をいじって笑い合います。
(野田サトル「ゴールデンカムイ」165話より引用)
勇作との戦場
さらに尾形の回想は続き、夜中のうちに、昼間の戦場跡まで勇作を引っ張り出してきた尾形。
旗手を務めているだけで、ロシア兵を手にかけないことを指摘する尾形は、捕えたロシア兵を自らの手で始末するよう提案します。
それに対し勇作は父からの言いつけにより殺せないとし、さらには罪悪感を覚えないために人を殺めないのだと語ります。
しかし、尾形はそれを認めず、兵士であれば罪悪感など覚えないと語りますが、勇作にそんなはずはないと抱きしめられます。
(野田サトル「ゴールデンカムイ」165話より引用)
そして凶行へ
その後、続けて旗手として前線に立っていた勇作でしたが、自身の優しさを無視した尾形の凶弾によって、背後から頭を撃ち抜かれます。
死の直前、背後に立つ尾形の方を振り返る勇作。
(野田サトル「ゴールデンカムイ」165話より引用)
目を覚ました尾形に、アシリパが声をかけます。
尾形の目に寝込むまでの焦躁はなく、元の暗い瞳に戻っていました。
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ゴールデンカムイ165話ネタバレの考察
ゴールデンカムイ165話を読んだうえでの考察をまとめておきます。
掘り下げられていく尾形の過去
勇作が尾形によって倒れていたことはすでに描かれていましたが、今回そこに至るまでの流れが詳細に描かれました。
尾形が闇の深い人間だというのがこれまでの見方でしたが、ここまでの勇作との関わりを見ると、やはり勇作が尾形の闇を広げてしまった部分もあるようですね。
戦場という特殊な環境でも父親の言いつけを守り、命の危機に怯えることもなく、自身の手を汚すこともなく、ひたすら役目に準ずる勇作。
そして勇敢だから始末するには惜しいという鶴見の言葉。さらには人を殺めることに罪悪感を覚えない人はいないはずだという、甘い戯言のような、本物の高貴さを滲ませるような発言、優しい抱擁……。
前回尾形が吐き捨てていた「血に高貴もクソもない」というセリフをさらに否定するかのような一連の流れに、これじゃあ妾腹の子である尾形が壊れるのも自然な流れじゃないかと思ってしまいます。
「正しすぎる人間が近くにいるのは苦痛だ」というのは様々な作品で描かれていることですが、過去の尾形もそれに苦しめられた形なのでしょうか。
尾形の口から詳しく語られることは無さそうですから、夢に見た過去ではなく、目覚めた後のフラッシュバックでの追加情報に期待です。
危険人物はキロランケから尾形に変更?
そんな尾形が目覚め、床に伏せる前よりも黒く澱んだ(ように見える)目でアシリパを見つめていましたが、ここからは尾形が最注意人物になりそうですね。
樺太入り後、ここまではずっとキロランケに注意を払いながら、尾形の動向にも注目するという読み方をしてきましたが、キロランケの素性が語られ終えた前回から、ついに謎の多かった尾形についての掘り下げが始まりました。
過去を思い出していたことで、今後の行動に何かしらの影響があることは確実ですし、過去の内容が内容だけに、ヤバさが割り増しになるのではないでしょうか。
いつ狂気全振りの行動に出るか分からないという意味では、素性が分からないまま樺太入りしてからのキロランケよりも、今は尾形の方がよっぽど怖いです。
不安でしかたないですから、次週かその次あたりで一度杉元の動向も描かれるのではないでしょうか。
尾形が凶行に走っても、杉元がなんとかしてくれるという安心感がほしいところですね。
次週以降は恐々としながら尾形に注目、そして杉元の登場を渇望です。
白石の変わり身
危険を察知した前回は逃げようと言っていた白石が、今回はキロランケやアシリパと一緒にテントに戻り、オロッコ含めた全員からいじられ笑われていました。
脱糞王のあだ名を利用してまでアシリパを秘かに外へ誘い出し、今後の旅の危険性と逃げるには尾形が寝込んでいる今が絶好の好機だと捲し立てていた割に、すごい変わり身の早さです。
アシリパの決意を聞いてグッと来たのか、キロランケに逃げようとしていたことがバレて、一人で逃げるわけにもいかずしぶしぶ戻ったのか……。
そもそも白石だからその点についてはあまり深い理由はいらないのか、あるいは全て盛り込み済みの白石の演技なのか。
キロランケと尾形の過去が掘り下げられている中、一人だけ延々とギャグと慌て役に徹しているだけに、逆に怪しくなってきます。
変わり身の早さもお茶目さゆえなのか、それとも2人を上回る底なしの闇なのか……まあ、前者でしかない気もしますが。
ゴールデンカムイ165話ネタバレのまとめ
今回はゴールデンカムイ165話のネタバレを紹介しました。
尾形の過去を中心に展開され、勇作を殺める経緯がさらに詳しく語られた今回。
ただのお坊ちゃんだと思っていた勇作が、戦場でも穢れることなく高貴に、そして勇敢に振舞っているのを見て、さらに暗く重い心境になっていく尾形。
そして自身のうちに巣食う闇を消し去ってくれるかもしれなかった優しさを振り払い、血のつながらない弟を手にかけていたことが回想にて描かれました。
勝利の代償として体調不良と過去にうなされた眠りから目覚めると、そこには逃げずに前を進むことを決めたアシリパがいました。
体調を崩す前よりも濃くなった尾形の黒い瞳。次週からの行動にどんな影響を及ぼすのでしょうか。
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