スポンサーリンク
火ノ丸相撲181話のネタバレの要点をこちらにまとめました。
薫丸の膝を負傷させた蜻蛉切に立ち向かうバトでしたが、桐仁と共に返り討ちにされてしまいます。
そこに救いの手を差し伸べたのは、小関部長こと太郎太刀でした。
「火ノ丸相撲181話のポイントを押さえて内容を知りたい」というあなたはこちらからどうぞ!
パッと読むための目次
火ノ丸相撲181話ネタバレの要点まとめ
太郎太刀、見参
薫丸の負傷に激怒したバトを返り討ちにし、実力派力士の十両・桐仁も片腕で押さえつけていた蜻蛉切。
そこへ現れた大太刀高校の元部長・太郎太刀信也は、蜻蛉切の行為は稽古ではなく、ただの「いじめ」だとし、彼の前に立ちはだかります。
満身創痍ながら薫丸の仇討ちを諦めないバトを制し、その場を収めようとするも、蜻蛉切の方は自分を止めた太郎太刀に興味津々。
片腕のみでバトを土俵の外に飛ばすほどの腕力を持つ蜻蛉切に勝負を挑まれても、太郎太刀は不敵に笑います。
太郎太刀
「………師匠か兄弟弟子か…」
「中学出てすぐに角界入りしたんだっけ?」
「何にせよしつけがなってないみたいだね」
(川田「火ノ丸相撲」181話より引用)
自分が勝てば蜻蛉切にその場から去ってもらうという約束を取り付けた上で、太郎太刀は蜻蛉切の勝負に応じます。
その様子を土俵脇で見ていたバトは、太郎太刀の実力を認めつつも、蜻蛉切の危険性を指摘します。
荒々しく打ち出されるかちあげから、一瞬で廻しを引く正確さも持ち合わせる蜻蛉切を見て、実力を認めざるを得ないと内心に呟くバト。
蜻蛉切は名古屋場所で火ノ丸を破ったときのように、腕の力のみを使ったクレーンのような豪快なつり出しで太郎太刀を土俵の外に持っていこうとしますが、太郎太刀は冷静でした。
(川田「火ノ丸相撲」181話より引用)
すかさず掴んでいた上手を引き、蜻蛉切の重心をずらすことでつり出しを防ぎます。その技術の高さに、それまで濁っていた蜻蛉切の目に驚きの色が灯ります。
その的確かつ力強い相撲を見て驚愕するバトに、かつての「部長」とは違うと語る桐仁。
しかし、叫び声と共に反撃に転じようとした太郎太刀に対し、蜻蛉切は突然「待った」と口にし、相撲を切り上げます。
(川田「火ノ丸相撲」181話より引用)
それまでと一変して明るい表情と柔らかい物腰になり、太郎太刀のことを誤解していたことを詫びます。さらにはかちあげで出血した太郎太刀を慮り、再戦を申し込みます。
才能と努力は認める蜻蛉切
そのあまりの変わりように納得のいかない太郎太刀は、同じように下の番付の人間にも優しく接することができないのかと問います。
それに対し、例え番付が下でも、才能があり、正しく努力しているものには敬意を払うと語る蜻蛉切。
加えて、番付にこだわるのは実力差の大きい稽古や勝負で時間を無駄にしたくないからだと語る蜻蛉切。
土俵脇で聞いていたバトは悔しさに拳を握りしめます。
その途中、蜻蛉切が一番嫌いな奴と語る火ノ丸がついに稽古場に姿を現します。
火ノ丸
「…怪我ってのは未熟さが呼ぶもんじゃ」
「…誰が未熟者じゃったのかは わかるよなぁ…蜻蛉切関…!」
(川田「火ノ丸相撲」181話より引用)
再び蜻蛉切の目が濁り、稽古場を後にしようとします。
そして草薙や童子切たち上位力士への言伝として、横綱・刃皇引退について自身の考えを言い残します。
蜻蛉切
「やめていく人間の為にあれこれ気を揉むのはやめて…
」「若くて才能のある俺たちが主役の 新しい時代を作りましょうってね」
(川田「火ノ丸相撲」181話より引用)
薫丸の負傷事故を受けて、順調だった夏合宿は数日の日程を残したまま幕引きを迎えます。
不行きを詫び、解散前に集まった力士たちと個別に面談を行いたいと言う元横綱・大和国。その話を聞いている上位力士たちの後ろを通り、旧知の火ノ丸を一瞥し、太郎太刀は静かにその場を後にします。
そして八月。
柴木山部屋に薫丸の診断結果が電話で伝えられます。
結果は無情にも休場。
柴木山親方は怒りで拳を打ち付けます。
自身の実力不足と番付の低さを呪い、刃皇どころか、薫丸の仇である蜻蛉切へ挑戦することすら出来ないことの悔しさに涙を流すバト。
唯一それが叶う火ノ丸に対し、涙ながらに敵討ちを懇願します。
バト
「頼む…丸さんをコケにしたあいつを」
「蜻蛉切をぶちのめしてくれ…鬼関…!!」
(川田「火ノ丸相撲」181話より引用)
そして物語は夏巡業へと突入します。
スポンサーリンク
火ノ丸相撲181話ネタバレの考察
火ノ丸相撲181話を読んだうえでの考察をまとめておきます。
より深くなった火ノ丸と蜻蛉切との確執
凶暴な性格に続き、蜻蛉切の意外に寛容な一面も垣間見ましたが、実力はあっても体格という才能を全く持ち合わせていない火ノ丸に対しては、幕下力士たちと同じように冷たく当たっていました。
一方で、露骨に見下された火ノ丸も、過去最高に厳しい表情を見せます。
(川田「火ノ丸相撲」181話より引用)
こんな顔見せちゃっていいんですかと言いたくなるような、ジャンプ主人公には似つかわしくないほど暗く厳しい表情で、もはや怒りに燃えているというレベルを越えているようにも見えます。
そんな、悪役にすら見えるほどの表情と蜻蛉切の「一番嫌い」という発言から、二人の因縁は思っていたよりも深いものだと考えられます。
火ノ丸にとって蜻蛉切は名古屋場所で敗れた因縁の相手であると同時に、同部屋の薫丸やバト、友人でありライバルでもある桐仁を傷つけた仇でもありますが、蜻蛉切にとって火ノ丸は悪あがきを続ける凡人です。
この意識の違いが、本場所の取り組み結果に表れるのではないでしょうか。
未だ謎に包まれている太郎太刀の番付
未だ謎に包まれる太郎太刀の番付。
しかし、横綱に続く番付である上位3役(大関、関脇、小結)の一人である蜻蛉切に引けを取らない実力を持っていることが明らかになりました。
ただ「部長の印象がいつで止まってるか知らないが」という桐仁の言葉から、幕内や十両など関取と呼ばれる地位にいないことも予想できます。
もし低い番付だとしたら、おそらくは火ノ丸と同じように怪我による長期離脱を余儀なくされた結果なのではないでしょうか。
そしてその怪我こそが、額の傷だと考えられます。
火ノ丸相撲181話ネタバレのまとめ
今回は火ノ丸相撲181話のネタバレを紹介しました。
蜻蛉切から賛辞の言葉を引き出し、関取不在の稽古場の惨事を防いだ太郎太刀の活躍と、蜻蛉切の意外な性格も明かされました。
次回から夏巡業編に突入。本場所さながらの真剣勝負を行うこともある巡業でどんな物語が展開されるのでしょうか。
コメントを残す