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火ノ丸相撲185話のネタバレの要点をこちらにまとめました。
ついに火ノ丸の気性の荒さと底黒い一面が公のものとなり、観客はもちろん、力士たちの間にも動揺が生まれました。
蜻蛉切の荒々しさすら越える異常なまでの土俵への執着心が生んだ血みどろの土俵と、その先で待っていた意外な結末とは?
「火ノ丸相撲185話のポイントを押さえて内容を知りたい」というあなたはこちらからどうぞ!
パッと読むための目次
火ノ丸相撲185話ネタバレの要点まとめ
土俵にかける火ノ丸の異常な想い
わざと手を付いて火ノ丸との勝負から降りようとする蜻蛉切ですが、半ば修羅と化してしまった火ノ丸によって強引に状態を起こされてしまいます。
土俵から追い出すでもなく、相手に土をつけるでもなく、ひたすら蜻蛉切にダメージを与え続ける火ノ丸。
本場所さながらどころか、ただの格闘技となってしまった土俵上の華相撲に、観客だけでなく、取り組みを見ていた力士たちもざわめき始めます。
(川田「火ノ丸相撲」185話より引用)
再び牙をむく蜻蛉切
そんな殴り合いにも近い相撲に蜻蛉切も我慢の限界を迎え、的確なかち上げから一瞬の隙を突いて深い位置で廻しを取る蜻蛉切の必勝パターンが繰り出されます。
名古屋場所と全く同じ形で吊り上げられ、追い込まれる火ノ丸。
それまでの激しい相撲に対する報復のように、ただの吊り出しではなく土俵の上に叩きつけようとする蜻蛉切。
しかし、学生編で草薙相手にも使っていた、相手と自分の体の間に頭を入れて距離を作るという定石をマスターしていた火ノ丸は、再び窮地を脱します。
(川田「火ノ丸相撲」185話より引用)
火ノ丸があげた2つの勝利
先手を仕掛ける火ノ丸が、相手を背負う形ではなく、相手の外側から繰り出す背負い投げ、「裏・無刀一輪」を放ちますが、それを上手く抜ける蜻蛉切。
その隙をついて背後を取った火ノ丸は、暴力性を含んだ言葉で蜻蛉切を脅した後、豪快に吊り上げます。
かすかに抱いていた火ノ丸への恐怖が一気に形となり、選手生命の危機を感じる蜻蛉切。
しかし…
(川田「火ノ丸相撲」185話より引用)
最後は静かに土俵の外へ蜻蛉切を置いた火ノ丸。
憎しみも心の弱さも乗り越え、蜻蛉切と自分自身の両方に勝ってみせた火ノ丸の姿に、修羅の道に堕ちていく火ノ丸を案じていた横綱・刃皇からも笑みがこぼれます。
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火ノ丸相撲185話ネタバレの考察
火ノ丸相撲185話を読んだうえでの考察をまとめておきます。
黒丸化、ようやく沈静化
ここまで数話続けて登場し続けた黒い火ノ丸、いわゆる黒丸モードですが、今回火ノ丸が自分自身に打ち勝ったことで一旦解除されました。
ただ火ノ丸自身も言っているように、彼もまた1人の人間。神でも聖人でもありませんから、火ノ丸の黒い部分が完全に消え去ったわけではなく、またいつ吹き出してしまうとも限りません。
今回は勝ったから沈静化させることが出来たものの、もし負けていたり、あるいは今回のような完璧な勝利を収められていなかったらと思うと、やはり同じ答えが出せていたとは考え辛いです。
凶暴になったからこそ勝てたという見方もできますが、火ノ丸最大の目標である優勝を果たすためには、暴力性、そして死にたがりの相をいかに抑えていくか。
その点が重要なポイントになってきそうです。
しかしなんにせよ、少年漫画の主人公が荒れる姿は見ていて心が痛むため、これでしばらくは黒丸を見なくて済むかと思うと、やはりホッとしますね。
蜻蛉切は改心する?
今回火ノ丸に完膚なきまでに敗れ、才能と正しい努力が全てという信条も打ち砕かれてしまった蜻蛉切。
明言こそしていないものの、体格という才能がない火ノ丸には生涯無敗を通せると思っていた節すらあるため、今回の敗北は相当に堪えるはず。
そこで気になるのが、蜻蛉切が改心するのかどうか、です。
自分の底黒い部分と向き合った火ノ丸に対し、蜻蛉切は火ノ丸を通してこれまで自分が他人に向けていた暴力の恐怖を身をもって知った上で敗れるという結果になりましたから、多少丸くなってもよさそうですが…。
あるいは、粉々となった信条を再び元通りに築き上げるため、新弟子の頃に兄弟子への仕返しを目標に努力していた頃と同様に、火ノ丸への復讐心を糧にさらに凶暴な力士となるのか。
後者の方が物語的に面白そうではありますが、黒丸が引っ込んだ今、しばらく怖い力士や嫌な力士は火ノ丸相撲に登場しないで欲しいというのも本音ではあります。
それはそうと…
蜻蛉切のクズ加減や、火ノ丸の黒さ加減にばかり目が行ってしまい忘れがちでしたが、火ノ丸相撲の目下最大の注目点は「本場所で誰が刃皇引退を阻止するのか」です。
そして、その候補の中にいる主人公火ノ丸は本当に優勝できるのでしょうか。
蜻蛉切を本気にさせるために余計な攻めをしたのが理由とはいえ、小結の蜻蛉切1人倒しただけで息も絶え絶えになっている火ノ丸。
大和号や御手杵はその口ぶりからも蜻蛉切よりも強いと思われます。しかも天下三名槍の他にも上位で待ち構えているかつてのライバルたち、国宝・大典太や三日月宗近との対戦も控えています。
さらに先の名古屋場所では番付の都合上、草薙と童子切の2大関とも対戦しておらず、強敵を数えればキリがありません。
学生編で勝っているとはいえ、火ノ丸が負傷休場している間にも上位で活躍していた2人との差はかなり大きいものと思われます。
実際の大相撲でも直近の初場所で火ノ丸と同じ平幕が優勝しているなど、相撲は番付で勝敗が決するわけではありませんが、あまりにも前途多難な優勝への道のりが火ノ丸の前に広がっています。
火ノ丸相撲185話ネタバレのまとめ
今回は火ノ丸相撲185話のネタバレを紹介しました。
自ら手を付いて華相撲を終えようとする蜻蛉切を強引に土俵へ残し、本気の相撲へ持ち込んだ火ノ丸。
異常ともいえる火ノ丸に対し蜻蛉切もついに本気を出すも、火ノ丸の作戦にハマり逆に土俵の外へ吊り出されてしまいます。
蜻蛉切のように自身の内に潜む暴力性に身を任せるのではなく、立ち向かう道を選んだ火ノ丸。
心技体全てで大きな成長を見せた火ノ丸の姿に安心と感動を覚えつつ、次なる展開への扉が開かれた回となりました。
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