【封神演義】妲己の最後とは?妲己の目的はなんだったのか!?

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封神演義の妲己と言えば、絶世美女の超ダークヒロインである事は、もうおなじみですね。

そんな彼女の心には、誰にも打ち明けていなかったある目的があります。

それは単に殷の宮廷で贅沢三昧な生活する事でもなく、単に殷の支配者になる事でもありません。

今回は、妲己の目的や彼女の過去、そして最後について紹介します。

 

妲己は何者?

 

絶世美女の妲己は、殷の禁城で贅沢三昧な日々を送り、民に重い税を課して、殷を荒れさせた残虐非道な皇后でした。

しかし、その正体は、1700年以上生きている不老不死の狐の仙女です。

妲己には借体形成術という、他人の体を乗っ取り、その姿形を自分自身の姿へ変形させられる得意技があります。

その借体形成術や美貌を活かし、歴代の王を誘惑し皇后に就き、殷王朝を長年支配し続けてきました。

 

そんな仙女の妲己には、さらにもう一つ強みがあります。

その事について、聞仲はこう話しています。

それは、妲己の策略にハマってしまったと気づいた時、一緒にいた黄飛虎と話している時の言葉です。

「妲己はおそらくは最高の陰謀家… 狐め…最大の武器は誘惑よりもその頭脳か…」

「封神演義」第4部より引用

 

また、妲己自身も、第1部でまだ無名の道士だった太公望に、こう宣言します。

実際に、太公望はこの2・3日後、その言葉通りに妲己の罠にかかってしまう事になります。

ずる賢い太公望以上に、妲己は自他とも認める頭脳明晰です。

殷をこれほどまでにはわが物顔で支配してきましたが、それは彼女にとって娯楽の一つに過ぎませんでした。

 

続いて、彼女が目的を抱いた経緯やその過去についてお伝えします。

 

妲己の過去

 

妲己は元々、金鰲島の幹部にあたる三強の一員でした。

しかし支配欲の強い妲己は、約600年以上前に金驁島と完全に縁を切り、人間界へ拠点を移します。

妲己が地上へ降りたばかりの頃は、夏が王朝だった時代でした。

妲己は当時「末喜」という女性として夏の皇后の座を手に入れていました。

その約400年後に、妲己は金驁島の通天教主の元へ現れ、仙人界の乗っ取り宣言をし、金驁島の数百人もの仙人道士を連れ去ります。

この時、妲己は数百年もの年月をかけ、誘惑の術を習得していました。

 

しかし今からおよそ60年前、「王氏」として殷の皇后になっていた妲己は、殷の軍師になっていた聞仲や四聖達と戦います。

聞仲や四聖達には妲己の誘惑の術が効かない上に、当時はまだ彼らの実力が妲己より上でした。

この戦いで妲己は負けてしまい、一度殷から離脱します。

まだまだ力が足りなかった妲己は、数十年もの間、体を回復させながらも修行を積みます。

そして数十年過ぎたある日、妲己は「蘇妲己」という新しい身体を手に入れ、聞仲の留守中に「蘇妲己」として再び殷の皇后に即位しました。

 

実は、聞仲と闘った過去から現在までのエピソードを、第6部で妲己と喜媚が話しをしている場面があります。

話し終えた妲己は最後にこう締めくくりました。

「こんなに力をつけたわらわが望むことはあと一つ……」

「封神演義」第6部より引用

その答えこそ妲己の最終的な目的であり、それは最終巻で明かされます。

彼女の目的に関して、さらに言えばこの物語の重要な鍵を握る、ある存在と妲己は600年以上前にと手を組んでいたのです。

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妲己の転機

 

妲己の目的へ大きな影響をもたらした者が、「歴史の道標」と呼ばれていた女媧です。

二人が出会ったのは今から600年以上前の、夏王朝時代でした。

妲己は瞬時に、魂魄状態だった女媧こそが「歴史の道標」であることを察します。

 

思いがけない存在を目にした妲己(末喜)は、女媧にこんな言葉をかけたのです。

「やっと会えたわん」

「封神演義」第 19部より引用

 

封印された肉体を取り戻したかった女媧は、力を与える事を条件として妲己に協力を求めます。

その当時まだ後ろ盾がなかった妲己には、一人で生きるため、またある目的のためにはどうしても女媧の力が必要でした。

それから妲己は、女媧の肉体の封印を解く方法を研究したり、地球が女媧の理想通りになるよう歴史の操作の協力するようになります。

そうしていく内に、ある存在やその力を知った妲己は、自分の目的を高めました。

 

妲己は女媧に協力している傍ら、目的のために個人的に動いていた傾向があります。

どちらとも敵対していた聞仲と太公望が、相打ちで自滅する事を企んだり、蓬莱島で太公望達と女媧を戦わせています。

そして極めつけが、蓬莱島での妲己と王天君とのやり取りでした。

女媧の肉体を人質にする企みがあった太公望(伏羲)に、なぜか封印されていたはずの女媧の肉体を、蓬莱島の地上へ放り出しました。

 

女媧の肉体を外へ放り出す事が、おそらく妲己の目的に関する最後の伏線だったと思われます。

 

妲己の目的と最後

最終巻で、妲己の目的が明らかとなり、実行されました。

太公望達が魂魄状態の女媧と戦っている隙に、女媧の肉体を乗っ取ります。

 

女媧の肉体を乗っ取った妲己は、地球へ場所を移動し、伏犠に戻った太公望に彼女の目的を話しました。

「わらわのたった一つの望みは もっと高い所にあったのん それはこの星(=地球)の真の支配者となることん」

「封神演義」第23部より引用

 

昔の妲己は、贅沢三昧な生活と仙人界と人間界の支配を目的としていました。

 

しかし、女媧と出会い、始祖の成し遂げたことを知った瞬間、彼女の心に大きな衝撃を与えます。

はるか昔、地球に降りた始祖達は、女媧に破壊される前までは地球と融合し、永遠の存在になりました。

妲己はおそらくこれこそが、誰にも超えることができない、最大の支配者であると思ったのでしょう。

 

自分の目的を話し終えた妲己は、乗っ取った女媧の肉体が崩れ、泡のように消えていきました。

その消える直前に、ほんの一瞬ですが妲己の姿を見せています。

 

地球と融合した妲己は、自然現象や生物の生命等、地球上にあるもの全てを自分の意のままに操れるようになったのかもしれません。

実際、女媧を倒し体が消え去りそうになった太公望(伏羲)を、妲己が救う場面があります。

そして、この場面が妲己の最後の登場姿でした。

 

もしかすると、女媧の宝貝「四宝剣」(物事の存在する確率をゆがめる能力がある)でさえも、妲己と融合した地球には敵わないでしょう。

ある意味では、妲己は神様(始祖)と同格、もしくはそれ以上の力を得てしまったのでした。

 

まとめ

今回は、封神演義に登場する妲己の目的やその経緯、そして妲己の最後について紹介しました。

あれだけ自由気ままで極悪非道で、死んだ人の内臓を食べるヒロインの目的が「地球との融合」だったことが少し意外に思えます。

妲己と融合した地球なら、巨大隕石が降ろうとも、地球規模の大地震や洪水が起きようとも、そう簡単には滅亡されないかもしれません。

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