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これまで数々の素晴らしい試合を描いてきたハイキュー。
その中で数えきれないほどの好プレーがあり、またちょっと恥ずかしい珍プレーもたくさんありました。
今回はそんなハイキューの珍プレー&好プレー集を、「名シーンランキングベスト5」として、それぞれランキング形式でまとめてみましたので、ご紹介します。
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パッと読むための目次
ハイキュー名シーン珍プレー集ベスト5
第5位 「やってしまった」
そういえばこの前、鹿野とダブルス組んで試合したときにフルスイングのスマッシュを鹿野の後頭部にあててしまい「次やったら殺すぞ」って言われた
そのときハイキューのあのシーンが頭をよぎった pic.twitter.com/xAPuD1wYVB— 阿久津 (@sa0831sa1999) December 28, 2016
強豪青葉城西高校との練習試合。
初めての対外試合で緊張していた日向は、審判の笛に驚き焦り、しっかりとボールをミートできないまま放ったサーブを見事、影山の後頭部に直撃させてしまいます。
テニスのダブルスや素人のバレーではよくあることですが、日向は全国制覇を目標に掲げる高校バレーの部員。
決して許されるミスではありません。
高校生最初の試合で大恥をかいてしまった日向は、影山に当然大目玉をくらうかと思いきや、「平常運転に戻れ」と、ミスではなく緊張していたことを怒られます。
先輩たちも特に日向の下手さを咎めることもなかったことから、これ以降、日向が伸び伸びとミスをできる環境を得た瞬間でもあります。
日向のこのお茶目な上に、素人あるあるなミスにより、一気に読者の心を掴んだ珍プレーです。
第4位 「一生夢に見るぞ」
https://twitter.com/yacynm763/status/894548753222217760
春高バレー初戦、まさかの後頭部直撃ネタが再登場しました。
全国大会という場にガチガチに緊張した椿原学園のピンチサーバー姫川は、秘策のアンダーサーブを打つも、超スピードで前衛の後頭部に直撃してしまいます。
次のセットで、アンダーサーブの正体が相手コートの上に高く打ち上げる天井サーブだと判明し喝采を浴びますが、ミスした瞬間は周囲から同情を買っていました。
全国区の学校=全員経験豊富で強心臓ではないというリアルな姿が描かれた珍プレーでした。
第3位 「俺らもやろうぜ」
条善寺は四則演算安定しない印象だけどそれだけに何やって来るのかが烏野以上に予測不能だし、『かけ算』に上手くハマッた時の破壊力が凄いからな シンクロ攻撃を即座に真似して来るなんてここぐらいだったし 新しいもの大好きチームだよな pic.twitter.com/V4vhBfR6dP
— クレオ (@kureo900) June 4, 2016
春高予選で対戦した条善寺高校の「見様見真似シンクロ攻撃」が珍プレー第3位にランクインです。
自由なスタイルでのプレーが功を奏し、たった一年で県内ベスト4まで上りつめた条善寺は、春高予選から使い始めた烏野高校の全員参加のシンクロ攻撃を、「カッコイイから」という理由から即席で実践してしまいます。
しかし当然上手くいくわけもなく、試合中に一度も「見様見真似シンクロ攻撃」で得点することはありませんでした。
好プレーでもなければ単なるミスでもない、いわば「スタイリッシュ珍プレー」と呼ぶべきプレーでした。
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第2位 「まちがえたァァァ」
いや悪役というか
ただ主人公たちの対戦相手「まちがえたアアァ」
漫画ハイキューの天童さんです pic.twitter.com/VdLfyxFS0I
— 美濃 (@mino___lt) February 7, 2017
春高バレー宮城県予選決勝の舞台で、白鳥沢高校3年生ミドルブロッカーの天童覚がブロックを飛ぶ方向を、豪快かつお茶目に間違えているプレーが第2位にランクインです。
あらゆるスパイクを自分一人で止めようとする天童は、トスが上がってからブロックに飛ぶのではなく、あらかじめ推測を立てて先にスパイカーの方へ向かいます。
そのため、例え天才セッターの影山が相手でなくても、ある程度の読み違えはつきもの。
白鳥沢の鷲匠監督もその点は織り込み済みで、天童をスタメンに起用しているため、当然お咎めはナシ。
騙された、ではなく、間違えたと叫ぶあたりが、いかにも天童らしいお茶目な性格と気の強さを表しています。
第1位 打つの忘れた
ハイキュー!!の宮侑のセリフが普通にワロタwww
変人コンビは完全打つの忘れるというwww
やっぱハイキュー!!おもろいわ#相互フォロー #RTした人全員フォローする #ハイキュー!!#影山飛雄 #日向翔陽#宮侑#ハイキュー好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/KkVQYbBh9z— 新生キヅキズキッズー (@kitsu3sinnsei) April 7, 2017
春高バレー2回戦、稲荷崎高校との試合の序盤で起きた衝撃の「打ち忘れ」が堂々の第1位です。
春高前、U-17のメンバーであった小柄なウイングスパイカーの星海光来の驚異的なジャンプを間近でみた影山が、日向にそのジャンプのコツを習得させようとしていました。
そして迎えた稲荷崎高校戦の最初のスパイクで会心のジャンプをした日向は、あろうことかスパイクを打ち忘れてしまいます。
全国という大舞台、しかも相手は強豪稲荷崎。
何かを試している場合ではありません。
案の定、影山から大目玉をくらってしまいます。
バレーボール史上初、絶好のトスとジャンプが揃ってなお、スパイクを打たなかった究極の珍プレーが爆誕した瞬間です。
続いて、ハイキュー名シーン好プレー集をご紹介します。
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ハイキュー名シーン好プレー集ベスト5
第5位 「なにあれ…」「すごぉい」
https://twitter.com/haikyu25yrr/status/917713602819190784
白鳥沢学園との春高宮城県予選の決勝戦、そのファイナルセットにおける絶体絶命の場面で、守護神が魅せました。
十分な体勢と位置取りを出来ていない中で、体を捻りながらスパイクを止めてみせたのです。
それを見ていた白鳥沢応援席の女子生徒も、「なにあれ…」「すごぉい」と呆然としていました。
きっと会場で見ていたら、私も全く同じ反応をしたことでしょう。
どんな打球も当たり前のように綺麗に上げてきた西谷の、数少ないド派手なレシーブの一つです。
第4位 「才能は開花するもの、センスは磨くもの」
https://twitter.com/marilooove0230/status/908617330527051776
春高バレー宮城県予選、青葉城西高校との準決勝。
マッチポイントを握った烏野高校によるシンクロ攻撃をかろうじて止めた青葉城西ですが、レシーブが大きく乱れてしまいます。
コートの外にまで飛んでしまったボールを追いかけるセッターの及川は、振り向きざまにレフト位置で待つ相棒・岩泉を指さします。
そして後ろに転倒しながらも、岩泉の打点ドンピシャの位置にロングトスを送ります。
及川の才能と努力の結晶といえる素晴らしいトスを見て、青葉城西の監督も感動を覚えます。
その正確さとスパイカーへの献身の姿勢は、得点に繋げられなかった岩泉が、「あれを決められなくて、何がエースだ…」と涙ぐむほど。
同年代には全国三大エースの牛島若利、2歳下には天才セッターの影山と、同じ県内にいる圧倒的な才能に苦しめられてきた及川が、研鑽の末に見せた心が震える好プレーです。
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第3位 「たかが部活」
https://twitter.com/k965swim/status/792581517855686656
春高の切符をかけた白鳥沢高校との決勝。
絶対に落とせない第2セット、是が非でも取りたいセットポイントを握った烏野高校でしたが、エース牛島の攻撃を防ぐことで精いっぱいでした。
そんな中、秘かに白鳥沢セッターの白布にプレッシャーを与え続けていた月島は、ついにクールな白布からミスの乱れを引き出し、ついに牛島のスパイクを捉えました。
バレーに対してどこか冷めていた月島が、初めてガッツポーズを見せた場面でもあります。
第2位 「間に合わな…」
ノヤっさんはカッコよすぎる。そしてなんと言ってもあのレシーブよ。やばい。#ハイキュー好きな人はRT#ハイキュー西谷#相互フォロー#ハイキュー pic.twitter.com/heIf6y7hLA
— ハイキュー垢 (@HQ_volleyk) January 25, 2018
もはや説明不要の感もありますが、伊達工業との2回戦、鉄壁の三枚ブロックにつかまった東のボールを、足でレシーブした西谷の伝説のプレーが第2位です。
ただカッコイイだけではなく、単に技術的に優れているわけでもなく、想いの強さから生まれた奇跡の一本。
このプレー以降、彼のファンとなった人も多いはず。
第1位 「ごく稀に、こういう一本がある」
ちょっと今更だけど本誌のハイキュー
281話の日向のレシーブ
ボールが腕に当たってから体重後ろにやってボールのスピード落としてノヤっさんみたいな完璧なレシーブして
あの影山が日向に「ナイスレシーブ」って言うなんて..
感動した成長したな日向..
"繋がる1本" すごくかっこよかった pic.twitter.com/FjOQ3ubDo1— mAka@ハイキュー4期全力待機!! (@Zr73_anime) December 20, 2017
稲荷崎高校戦で日向が見せた綺麗なレシーブが第1位を獲得です。
突き詰めてみれば、単にレシーブを正面で受け、Aパスをしただけ。
全国区のバレー部員としてはむしろ当たり前の技術で、プレー自体を特段凄いものだと思わない人は少なくないかもしれません。
しかし、そんな技術から最も遠かった日向が、絶体絶命の状況で、ブロッカーを含め日向以外の全員が騙されたトスからの会心のスパイクを、綺麗なAパスで返す。
これが好プレーでなくて何なのか。
さらにいえば、スポーツの世界でもっとも難しいのは、この「当たり前の技術」を「当たり前のように発揮すること」です。
そのことを改めて認識させてくれたという意味でも、やはり好プレーであると言わざるを得ません。
「良いプレーは必ずしも派手じゃない」という、ハイキューのテーマの一つをよく表した、最も地味な好プレーであるといえます。
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まとめ
今回はハイキューの名シーン、珍プレーと好プレーをそれぞれトップ5のランキング形式でご紹介しました。
影山と日向による超人速攻が話題を呼んだハイキューですが、その後は決してスーパープレーばかりを描く事なく、リアルなスポーツ少年の心情を掘り下げて描き続け、「文芸漫画」的な地位を確立しました。
だからこそ生まれた「あるあるミス」や「普通なのに好プレー」を、今回のランキングの軸にさせていただきました。
今後どんなプレーが生まれるのか、ますますハイキューから目が離せません。
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