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週刊少年ジャンプで人気のマンガ「約束のネバーランド」!連載当初から爆発的な人気を得て“打ち切り”を心配した読者は殆どいなかったのではないでしょうか。2019年1月からはTVアニメ化もされました!
衝撃的な展開と見事な伏線の散りばめられ方に圧倒されますが、そんな「約束のネバーランド」において未だ回収されていない伏線や回収された伏線についてまとめてみましたので、ご紹介します!
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パッと読むための目次
約束のネバーランド未回収の伏線一覧
伏線1:「鬼」について未回収の伏線
まずは、エマたちを苦しめる最大の敵「鬼」についてです。
「鬼」たちの正式名称は?
エマやレイ、他の子どもたちは人間を食べる怪物のことを「鬼」と言っていますが、これはエマとノーマンが最初に見たときの印象でそう呼んでいるだけです。
つまり、「人間」や「犬」「猫」などのように、あの怪物たちにもちゃんとした種族名があると考えられます。
実際、クローネはエマたちの「鬼」という呼称に対し、「“鬼”?ああ連中のことね」と「鬼」が一般的呼称でないことが分かる反応を見せています。
イザベラやクローネがそういった種族名を口にする機会はあったのにも関わらず、「連中」などとぼかしていた点から、イザベラやクローネも知らないか、あるいはその種族名にも何か重要な意味が含まれているのではないかと考えられます。
「鬼」の中でも特別な存在
約束のネバーランド 考察
「ティファリに捧げる特上」の意味が、鬼たちが崇める神ではないかと思えてきた。
あの読めない記号みたいなやつはその宗派の神で、男の特上はその神に見立てられ、憑代になる、とか。
つまりノーマンは神になり、これから新世界の神を目指すってデスノートみたいな文字数 pic.twitter.com/Gx3XPSJyiJ— キャベツ太郎 (@sabu_aka_unt) July 15, 2017
「約束のネバーランド」には、人間の言語では表すことのできない存在が登場します。
イザベラの「特別なお方」という発言から、恐らく「鬼」の最上位の存在なのでしょう。
ソンジュが「食用児の敵」と表現していることから、物語的にはラスボスに近い位置付けなのかもしれません。
いったい何者なのか、そしてなぜ、その存在だけ違う言語で表されているのか…気になりますね。
「鬼」の言語
(白井カイウ・出水ぽすか「約束のネバーランド」48話より引用)
また、「鬼特有の言語」なるものも登場しています。
「鬼」の最上位らしき存在と同じような形状の言語で、ソンジュとムジカが話すシーンがあります。
人間にはわからない言語ということになりますが、人間が理解できる言語と理解できない言語を「鬼」が使い分ける理由なども今後明かされるかもしれません。
「鬼」と宗教との関係
「鬼」は知性のあるもの限定ですが、妙に宗教じみている節があります。
儀祭(ティファリ)と呼ばれるものは、イザベラやグランマの言葉から察するに上等な食用児を午前に捧げる儀式じみたもののようで、数年に一度行われているようです。
他にも、「鬼」たちは獲物を狩ると、生きているうちにヴィダという吸血植物を獲物の胸に刺し、血抜きするのが常のようです。
これを儀程(グプナ)といい、ソンジュ曰く「神への感謝であり、敬意なしには成立しないもの」だそうです。
そのソンジュも、「原初信仰」に則り、神がつくり出した命ではない「養殖」の食用児たちを食べることはしません。
このように、「鬼」と「宗教」は密接に結びついている節があります。
果たしてこれにはどのような意味が隠されているのでしょうか?
伏線2:ノーマンが最後に見たものは?
約束のネバーランドと言えばノーマンだけ殺された描写ないから生存説あるよね
わかる人いるかな いないよね
#約束のネバーランド pic.twitter.com/6JzScjRp53— しゅゅゅゅん (@syun_72) December 16, 2017
ノーマンが出荷後最期に見せた、驚愕と戸惑いが入り混じった表情。
ただ単に「鬼」に遭ったような表情ではないことから、ノーマン生存説が囁かれるほどです。
一体ノーマンは何を見たのか…それによっては、本当にノーマンが生きていてもおかしくないですね。
「ノーマン生存説」ついては、こちらで詳しくまとめてありますので、合わせてご覧ください。
こちらノーマン生存です。ラートリー家当主・ピーター・ラートリーとの対面だった描写がありました。
ノーマンの複雑な表情も納得でしたね。
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伏線3:レイの本当の誕生日
レイの誕生日は1月15日となっており、ハウスの皆もそう思っていますが、単行本5巻にて原作者・白井カイウ先生が「レイの本当の誕生日は別にある」とコメントしています。
レイは農園で飼育監候補であったイザベラから産まれた子であり、その妊娠・出産は農園の管理のもとにあったと考えられます。
そんなレイの誕生日が違うということには、どんな意味があるのでしょうか。
また、農園の管理システム上間違いということはないでしょうから、レイの誕生日が事実と違うように登録されているのは、何者かの意図が働いていると思われます。濃厚なのはイザベラでしょうか。
果たして誰のどんな意図があってのことなのか、そしてそのことを母であるイザベラや本人のレイは知っているのか…レイの誕生日の事実にはかなりの謎がつまっています。
またレイは胎児期からの記憶が残っていますので自分の誕生日や同じプラント内に共通の認識番号に連番がないことなど知っている可能性が高いですね。
レイの胎児期の回想にはレイ(81194)の隣には新生児(91194)が居ましたので「本当の誕生日」である満期までエマたちのGF第3プラント以外に振り分けられて、生きていたのかもしれません。
伏線4:W・ミネルヴァについての伏線
ミネルヴァについても回収されていない伏線がかなりあります。
30年前に何が起こったのか
ハウスにある本の中で一番新しい本は2015年に発刊されたものであり、現在は2046年。
そこから鑑みて、エマたちはずっと30年前に世界に何かが起きて、人間は鬼たちに支配されるようになってしまったのだと考えていました。
しかし実際は、もう1000年も前に人間と鬼は捕食される者、捕食する者としての抗争を終わらせるために、世界を棲み分け互いに互いを狩らないという「約束」をしていたのです。
エマたちにその真実を教えたソンジュも、30年という数字には何の心当たりもないようでした。
しかし、ミネルヴァのペンが最初に示した場所のシェルターにあった数々の資料がどれもこれも2015年以前のものだったことから、30年という数字はミネルヴァ関連で何か意味を持つのだと推測されます。
ソンジュから聞いた話によって、エマたちはミネルヴァは人間と鬼の世界とを行き来する張本人であると確信します。
しかし、シェルターにミネルヴァの姿は見えず、どころか13年前にシェルターにたどり着いたオジサン(ユウゴ)もミネルヴァに会っていません。
シェルターの資料やペンなどの情報も合わせると、分かっていることは
2031年に「西の果てに建設予定の試験農園」
2046年にラムダ7214として完成しており、GFハウスより高度なテストをノーマンが受けていました。
そしてラムダの中でノーマンは内通者と繋り、ミネルヴァがラートリー家の一掃により存命ではないことを知り、唯一残っていたという支援者であるスミーという人物から情報とネットワークを受け継いだそうです。
また、このスミーという人物、ミネルヴァのペンをわざと落とし、シスター・クローネに渡した人物だと明かされました。
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伏線5:「七つの壁」といくつかの「約束」
白井カイウ・出水ぽすか「約束のネバーランド」51話より引用)
「鬼」でありながら宗教上の理由から人間を食べないムジカは、エマたちにとても好意的に接していました。
そんな彼女が別れ際エマに言った言葉…、
「“七つの壁”を探しなさい」
エマたちの目指す未来は、この“七つの壁”の先にあるそうです。
宗教上の理由から「養殖の人間」を食べることができず、もう一度「天然物の人間」を食べるためにエマたちに協力したソンジュではなく、人間を食べることにさほど興味がなく、エマと本当の友情を築いたムジカだけが“七つの壁”についてエマにそっと教えているところには注目したいですね。
“七つの壁”は、“新たな約束”を結ぶことで「食用児が鬼に食われる」という世の弱肉強食をひっくり返すことを可能にする手段になるそうですが、ミネルヴァを始め「誰も辿りついていない」という現実もあるようです。
また、ムジカによると「約束」はひとつではないらしく、これも未回収の伏線ということになります。
伏線6:オジサンの「お茶会」とは?
白井カイウ・出水ぽすか「約束のネバーランド」57話より引用
ミネルヴァのペンに導かれてたどり着いたシェルターに住んでいたオジサン。
オジサンは最初はエマたちを追い出そうとしていましたが、追い出そうとするならばシェルターを壊すという脅しに屈することになります。
そのとき、エマは「壊したらもうお茶会もできなくなるよ?」とオジサンに言ってのけています。
この「お茶会」とは何なのか未だに分かっていませんが、恐らくオジサンの仲間が全滅していることに関係があると考えられます。
オジサンともう少し信頼関係を築くことができればわかってくるでしょうか。
長く名前を明かさずエマたちから「おじさん」と呼ばれていましたが96話で「ユウゴ」という名前であること、グローリー=ベル農園出身(ETR3M8)であることが明かされました。
また、「お茶会」はユウゴやルーカスたち、グローリー=ベル出身の家族でシェルターの中で気分が塞ぎこんでしまわないように一日の終わりにしていたことのようです。
ゆえにユウゴは、精神を保つという意味でも「お茶会」という時間を大切にしていたんですね。
ルーカスと再会出来て本当に良かったです。
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伏線7:ノーマン生存から再会までと鬼の正体
アダムと同じラムダ7214という食用児の実験場である農園に送られたというノーマンと遂に118話でエマは再会しました。
119話では30話以降、久しぶりにエマ・レイ・ノーマンの3人が揃いました。
33話で自分を犠牲にしてエマたちを逃がそうとしたレイにノーマンは「ここじゃなくても死ねる。いいモノ見せてやるから黙って来い」と言伝てていました。
119話でノーマンがレイに「いいモノ見れただろ」と発言し、綺麗に伏線回収していましたね。
そしてノーマンがミネルヴァを名乗っていた理由としてミネルヴァを名乗っていればエマたちに辿りつけると思ったということ。
受け継いだ人脈を使ってラートリー家や鬼達にプレッシャーをかけ宣戦布告するという面でも好都合だったからということが明かされました。
また鬼とは何なのか。なぜ鬼は人間を食べるのか。食べなければならないのか。
という核心へと入りました。
ノーマン曰く、鬼たちはヒトを食べなければ、あの姿も形も保てない形のない怪物だといいます。
最初の姿は誰も知らず、おそらく「細菌」に似た何かだったそう。細菌は分裂によるコピーが多いがそこから“突然変異”し、急速に変化していったのが鬼だそうです。
彼らは食べることにより遺伝子を取り込み進化します。
魚を食べたら魚のような何かに、虫を食べたら虫のような何かに、猿を食べたら猿のような何かに、その形態を受け継ぐのです。
#WJ09#約束のネバーランド
これってレウウィスの肩に乗ってたやつだよね?
こいつも鬼だったのか pic.twitter.com/1atFLsYxee— オクラ (@jhMH2XfRe70C54g) January 28, 2019
それを繰り返すことで様々な姿になり進化を遂げます。
ある日「人間」を食べました。そうすることでヒトに似た姿や高度な知能、文化や言葉を獲得しました。
GPでノウスが死んだノウマを泣きながら食べ、その後、彼女の声が聞こえたりもしていましたよね。
人間は彼らにとって最大の好物となり、すぐに人間を越え、人類の天敵に位置しました。
脅威的な速度で進化・変容を遂げていく存在として彼らを畏れた人間は“鬼・怪物・悪魔・神”と様々な名前で呼んだようです。
しかし、個体差もあり元に戻るわけではないが人間を食べ続けないとその形質を保っていられません。
だから鬼はヒトを食べて自分たちを維持していて、“約束の締結”を経ても農園まで作り食べ続けている理由でした。
ですが、そこまで柔軟な遺伝子の組み換えが可能な分、良くも悪くもすぐに遺伝情報が書き換わってしまうという
極めて不安定な生き物
だということなので農園を潰せば、いずれ鬼は滅ぶそうです。
現に、この1000年で粗悪な量産肉を食べ続けた下級の鬼達は形質保持力が弱まっています。
早い個体だと半年ヒトを食べなければ知恵を失い野良鬼のように野に返るというのです。
しかし、“全ての農園を潰し、全食用児を解放する”ということが可能なのか?
ということに対してノーマンは、エマにザジの強さを見たか聞きます。
ザジの強さは「ラムダの実験の副産物」だといいます。
ノーマンの移った試験農園・ラムダ7214はラートリー家と鬼の5貴族が手を組み多種多様の高級肉や質の良い量産肉を生み出すために作られ、繰り返される投薬と実験・品種改良の過程で筋肉・神経系・感覚などにおいて異常な発達・変則的成長を見せる個体がザジのように予期せず次々と発生したそうです。
ジンやハヤトは系列の新型量産農園の生まれでありハヤトの異常な足の速さ、アダムの怪力や回復の早さもそのためです。
ノーマンは、「この力は鍛えれば鬼にも勝る戦力になる。皮肉にも全て鬼がくれたんだ。高級食用児(ぼくら)の知恵同然にね。」と言い、人員確保の為、ラムダとその系列農園から襲い、食用児を解放していったそうです。
いまのアジトにいる何割かの子供は「未来のザジ」になるとのことです。
エマなら自分の家族だけじゃなく、全食用児を救う道を望むと思ったそうです。
相変わらずノーマンはエマが大好きですね。
まだ「宗教上の理由」により人間を食べないムジカなどが人間を食べていない筈なのに知恵を失っているようではなかった理由などは分かっていませんが、かなり鬼のことが分かってきていますね!
伏線8:イザベラの行方
レイの実母であり、最年少で“ママ”の座につき、エマ・レイ・ノーマンたちを育てたイザベラ。
まだまだ3人の格上とされるイザベラは第3プラントに“後任”がきて飼育監でなくなったことは作中、明かされています。
ですが脱獄されたとはいえ、エマたち「特上3人」を育てたこと自体、“異例”のようですし死亡描写などはまだ出ていません。
またエマたちがGFハウスを脱出の際、イザベラは「いってらっしゃい」と呟いていましたので自分の子たちが「脱出してもGFに戻ってくる」と分かっていたのかなと思わせる場面もありますので、もしかすると7つの壁のことも知っていたのかもしれませんね。
これからGFにフィルたちを迎えに行くにあたり、イザベラの行方なども含めてくると思いますので、どういった展開になっていくのかも楽しみですね!
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まとめ
以上「約束のネバーランド」の未回収の伏線をまとめてみました。展開のテンポも良く、もうすでに回収されたものもありましたが
ざっと見ただけでもかなり多く、これからも目が離せなさそうです!
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