【火ノ丸相撲】名場面!大相撲顔負け名勝負トップ5をまとめてみた!

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火ノ丸相撲は「週刊少年ジャンプ」で連載されている相撲を題材にした漫画です。

身長152㎝、体重79㎏というおよそ相撲に似つかわしくない小柄な体格の主人公・潮火ノ丸が、横綱になる夢を叶えるべく奮闘する物語です。

これまで数々の死闘が繰り広げられてきましたが、今回はその中から選りすぐりの名勝負を「火ノ丸相撲名場面」として、ランキング形式で5つご紹介します。

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火ノ丸相撲名場面!名勝負トップ5

 

第5位 草薙VS火ノ丸

関東新人大会、決勝トーナメント一回戦。

恵まれた体格と大横綱の血筋を持つ草薙と対峙する火ノ丸。

序盤の草薙の猛攻をしのぎ、なんとか回しを取った火ノ丸ですが、草薙の腰の重さと上手の引きの強さに攻めあぐね、膠着状態に入ってしまいます。

長い膠着状態から一転、渾身の力で繰り出した百鬼薙でついに草薙に投げ勝つ    

   という幻影を見てしまいます。

 

必殺の投げを防がれ、十分な体勢が整った草薙によって、一気に土俵の外まで寄り切られてしまう火ノ丸。

体格の差を打ち破るために猛稽古を重ね、ついには中学横綱だった同年代の沙田美月を倒した火ノ丸でしたが、再び体格の壁に跳ね返されてしまいます。

それと同時に、火ノ丸が物語開始後に初めて喫した敗北でもあります。

勝った幻影を見てしまうという空前の悲しい敗戦

そして後の展開に繋がる重要な一戦ということで第5位に選びました。

 

第4位 首藤VS蛍

全国大会団体戦準決勝、鳥取白楼高校との次鋒戦が第4位です。

大太刀高校からは、火ノ丸同様、相撲には似つかわしくない小柄な体の三ツ橋蛍。しかもスポーツ初心者のうえ、公式戦は未だ未勝利。

対するはザ・力士という巨体を誇る首藤。

誰がどう見たって結果の見える取り組みですが、蛍には秘策、もとい卑策がありました。

立ち合い時に土俵に手を付けずに首藤にぶつかり続けます。例え審判から注意されようとも、観客から罵声を浴びせられようとも…。

会場、そして首藤のイライラのボルテージが十分に高まったところで、立ち合い後に背を向ける蛍。

 

 

怒り狂った首藤の一瞬のスキを突いて背後を取り、必死に鍛えてきた筋力を総動員して首藤を土俵の外へと押し出そうとします。

最後は首藤が意地を見せて蛍の回しを掴み、一緒に土俵の外へ倒れこみますが、軍配は大太刀、蛍に上がります。

初めての勝利に雄叫びをあげる三ツ橋でしたが、落ち際の微妙な判定に対し物言いがつき、審判たちの協議が始まってしまいます。

判定が覆らないことを祈りますが、結果は無情にも取り直し。絶望の涙に濡れる蛍の瞳。

万策尽きた蛍は首藤にあっさりと負けてしまいます。

しかし、この勝利への執念が國崎の心の響き、続く中堅戦で格上とされていた加納を破る布石となりました。

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第3位 ユーマVSバトバヤル

 

第4位に続いて鳥取白楼高校の副将戦がランクインです。

団体戦準決勝、そして1勝2敗の場面ということもあり、流れ的にユーマが勝つことは間違いなかった一戦ですが、それを忘れさせるくらい素晴らしい演出が盛り込まれていました。

過去の過ちを悔やみ、自責の念に苛まれるも、仲間のため、勝利に対する強い執念を見せるユーマ。

それを阻むのは、すでに目先の勝利ではなく、大相撲での活躍を見据えるモンゴル出身のバト。

得意の突き押しも通じず、劣勢に立たされたユーマが、それまでの突き押し一辺倒からの脱却を図るため習得していた組み技を繰り出し、形勢を逆転します。

土俵際で粘られるも、仲間への思いを力に最後の猛攻を仕掛けます。その姿を見てライバルの金盛も声を出して応援するシーンなんかは鳥肌モノ。

覆水を盆に返した」という名言とともに、火ノ丸相撲の歴史に残る脇役による一番です。

 

第2位 火ノ丸VS天王寺

これまた続けてVS鳥取白楼高校より、火ノ丸と天王寺獅童の大将戦が第2位です。

大学生や社会人も参加する全日本選手権の前年度覇者。高校相撲はもちろん、全アマチュア力士最強であり、火ノ丸の憧れでもあった天王寺。

すでに天王寺は個人戦で草薙に敗れていたため、高校生横綱ではなくなっていましたが、それでも敗北を経験したことでより勝利に対する執念が増していました。

片や火ノ丸も、個人戦で天王寺に敗れたことへのリベンジに燃えていました。

なにより仲間と誓い合った団体戦優勝、そして体格不問で大相撲へ入るためには絶対に負けられない一戦。

前回の対戦から一変して激しい攻めを見せる天王寺を懐に潜り込み、前回しを取り、様々な技を駆使して揺さぶりをかけ、最後に「百千夜叉墜とし」を決めます。

終わった直後、火ノ丸は雄たけびと共に大きなガッツポーズをしてしまいます。

 

 

競技であると同時に神事でもある相撲において、神聖なる土俵の上で喜ぶことはマナー違反とされるため、火ノ丸はすぐに我に返って頭を下げます。

火ノ丸のガッツポーズを見た元横綱・駿海が「誰も責めてくれるな」と言う場面には大いに賛同しました。

 

 

第1位 火ノ丸VS草薙

 

 

学生編最後の一番にして、火ノ丸の大相撲入りへの道が開かれた重要な一戦。

全国大会団体戦の決勝、VS栄華大付属高校、その大将戦の大一番が堂々の第1位です。

序盤の火ノ丸の激しい攻め、中盤に一瞬で形勢を逆転する草薙、そして終盤の膠着状態へと至る一連の攻防の凄まじさは、もはや大相撲それと全く遜色ありません。

そして長い膠着状態を破り、自身の相撲への想いを再認識した火ノ丸は、打倒草薙のために編み出した百千夜叉墜としではなく、初期から使い続けていた鬼車を繰り出します。

草薙の巨体が宙を舞い、土俵の上に豪快に叩きつけられる寸前、交差する両者の視線。

体格の差にめげず、仲間と掴んだ高校相撲の頂点。そして大相撲入門の挑戦権を得た火ノ丸は、涙を流しながら手刀を切ります。

最初から最後まで、どこを切り取っても熱いもうとにかくアツい

文句なしに最高の名勝負だったといえる一番です。

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まとめ

以上、「火ノ丸相撲名場面」として「名勝負選トップ5」をご紹介いたしました。

今回はご紹介できませんでしたが、部長の小関と石神高校の真田戦や、団体戦決勝で見せた桐仁の鋭い相撲など、まだまだ名勝負と呼べる取り組みは沢山あります。

ただ、今回は逆境や才能の差を覆そうと泥臭く挑んだ勝負を厳選させてもらいました。

特に最後の草薙戦が終わった後なんかは、火ノ丸相撲が完結するとさえ思ったほどです。

これ以上の名勝負を作中で描くのは不可能だといえるくらい、集大成の一番でしたから。

しかし、あまりに感動的な勝利だったため忘れてしまっていましたが、よくよく考えてみれば、火ノ丸の目標は「横綱になる」ことでした。

スラムダンクやハイキューのように「全国制覇」を目標に掲げていたわけではないため、大相撲編が始まっても何もおかしいところはなかったのですよね。

数少ない「プロ編に突入した少年漫画」となった火ノ丸相撲から今後も目が離せません。

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