スポンサーリンク
藤崎竜先生版の封神演義の悪役ヒロインと言えば、もちろん妲己ですね。
妲己は絶世の美女でおなじみですが、彼女の妹達も姉に負けずとてもかわいいです。
二人の妹達も1巻から登場しており、三人はいつも行動を共にしています。
今回はそんなかわいい「妲己三姉妹」をまとめてみましたので、末っ子から順にご紹介いたします。
スポンサーリンク
封神演義かわいい妲己三姉妹
三女 王貴人
https://twitter.com/metometox/status/954725506229846016
妲己三姉妹で最も大人っぽく、クールビューティーな末っ子です。
おとぼけな姉達を、ツッコミながらもサポートしています。
黒髪ショートヘアでチャイナ服ような服を着ており、右足の太ももには文字のようなタトゥーがあります。
彼女が使う宝貝は、通天教主が織った毒の粉をまき散らす紫綬羽衣です。
冷静で気が強く、時には妲己の妹らしく冷酷な一面もあります。
そんな貴人ですが、太公望に倒されてから彼を激しく憎むようになります。
その後、妲己達は石琵琶の貴人を月や太陽の光に当て、人の姿に戻します。
復活した直後、真っ先に出た貴人のセリフはこちらです。
目付き悪い女子マイスターの私ですが、太公望への復讐を誓う険しい顔の王貴人もいないということですね…無念。 pic.twitter.com/Vg6VXjeqGu
— しいたけオルタ (@stake2501) January 12, 2018
そのセリフは、妲己達との再会を喜ぶ言葉でも、ましてや彼女達への感謝の言葉でもなく、太公望への憎悪の言葉でした。
その形相は、妲己や喜媚を驚かせたほどです。
その後、しばらく妲己のサポートに徹していた貴人は、蓬莱島で再び戦いの場に現れます。
復讐に燃える貴人でしたが、先に哪吒と戦う羽目になります。
女媧に力を与えられていたので、貴人は初登場時に比べ、かなりパワーアップしていました。
そして哪吒を死に追い込み、いよいよ太公望と勝負ができる段階になります。
涙を流すほど感動した貴人は、こんなことを言っています。
「この日が来るのを待ちわびたわ 。
連載初期だから仕方ないとはいえ、あんなチンケなやられ方をしたもんだから。
でもっ、これでトラウマも払拭される!!!」
藤崎竜「封神演義」第21部 より引用
妖怪仙人にとって自分の正体が晒されることは最大の屈辱であり、貴人も例外なく太公望に正体を晒されています。
しかし、貴人とってそれ以上の屈辱は、1000歳を超える大ベテラン仙人の自分が、当時全くの無名だった太公望に、しかもカッコ悪く負けたことだったのでしょう。
ただ残念なことに、太公望の秘策により蘇生した哪吒から反撃を受けてしまい、挙句の果てには、再び石琵琶の姿に戻されてしまいます。
最後のセリフで「おのれ、太公望」というほど、最後の最後まで太公望を恨んでいました。
初登場時と最後の出番で、出オチ的存在感があった末っ子の貴人でした。
スポンサーリンク
次女 胡貴媚
わーいわーい封神演義再アニメ化やったーーうれしーーー
あわせてコスがしたいよ〜〜〜〜やるとしたら絶対に妲己三姉妹の胡喜媚ちゃん!!!!!! pic.twitter.com/WuXMbErQmH— まめ(pωq//) (@mamechan_level6) July 31, 2017
妲己姉妹で一番幼い外見をした真ん中っ子です。
金髪の編み込みポニーテールで、かわいいロリータ服を着ています。
語尾には☆マークをつけたり、「ロリッ☆」と効果音をつけて話す、笑顔が絶えない金鰲島のアイドル的存在です。
4巻では、妲己と仲良くハンバーグを作るシーンがあります。
肉を少しぐちゃぐちゃにしてしまった様子からして、喜媚はどうやら料理作りが苦手のようです、
そんな喜媚が、大人っぽい貴人のお姉さんなのだから、とても意外に思えます。
彼女の得意技は、宝貝・如意羽衣の力による変化の術です。
女媧から力を与えられた如意羽衣の力は、喜媚の想像力についていけるようになります。
その力は素粒子にまで変化できるほどで、プライドが高い楊戩が負けを認めるほどです。
さらに、喜媚は半妖態・雉鶏精の姿になると、触れるもの全てを退化させる羽根を飛ばします。
蓬莱島で喜媚と戦っていた太公望は、その羽根に触れて魂魄を飛ばされてしまいました。
元々喜媚が太公望に勝負を申し出たのは貴人の敵討ちではなく、あくまでお気に入りの四不象と結婚するためでした。
しかし太公望に勝ったので、喜媚は四不象と婚約できたついでに、貴人の仇をとりました。
実は、喜媚は初登場時でも妲己と一緒に、貴人の仇をとっていたのです。
そのシーンでも、喜媚は妲己に化けて太公望の前に現れます。
楊戩以上の演技力と、妲己から借りた宝貝・傾世元禳特有の香りで太公望を欺いています。
胡喜媚 こきび
妲己三姉妹の次女。通称悪徳ロリータ。作中に2人しかいない変化の使い手(もう1人は楊戩)で術と宝貝の違いはあれど変化それ一点では天才楊戩を上回る。禁城潜入時にはその能力で太公望を手玉に取った。スープーが大好きで婚約者を自称する pic.twitter.com/0Yv2RLxRTU— たくぼぉ@黒歴史芸人 (@takubou0215) March 1, 2018
この時、自分の如意羽衣と傾世元禳を同時に持っているので、相当の実力者であることが初期から描写されています。
また、蓬莱島の試合会場が燃燈道人の力で激しく揺れ動いた時、とっさに石琵琶になった貴人を助けています。
マイペースですが、なんだかんだで貴人を大切にしている一面もあります。
かわいいものは目がない、悪徳ロリータでかわいく、でたらめに強い次女の喜媚でした。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
長女 蘇妲己
今朝なんとなく封神演義1巻読んでたら『初版1996年11月』って書いてあって『20年前のマンガかよ!』ってモーニングサンダーサプライズ。
つまり俺が妲己の表紙にドキドキしながら図書券握り締め啓文社で封神演義2巻を買ってから20年も経っちまったって事か。時の流れは残酷だな(遠い目 pic.twitter.com/9zq8HixF5p— しいたけオルタ (@stake2501) September 29, 2016
いうまでもなく、妲己三姉妹の長女で、絶世の美女の極悪ヒロインです。
いつもニコニコ笑い、語尾に「あはん♡」「わん♡」等といった、♡マークや「ん」をつけて話します。
そんな色っぽくてかわいい笑顔やしぐさで相手を惑わせます。
登場する度に服やヘアスタイルが違うので、妲己はオシャレ好きのようです。
また、喜媚が上手くハンバーグを作れなかったのに対し、妲己は上手に作れています。
意外と妲己は料理上手かもしれません。
そんな彼女の正体は、1600年以上生きる妖狐仙人で、内心感情的になった時に狐の目になることがあります。
彼女が身に纏う肉体は、彼女自身のものではありません。
借体形成の術によって、人間である本物の蘇妲己から肉体を奪いとったものでした。
なので妖狐仙人である彼女の本名は、おそらく「妲己」ではないようなのです。
その借体形成の術と誘惑の術で、何度も名前や姿形を変えて殷王朝の皇后と偽り、長年歴代の王や周囲の人間を操りました。
民に多額の税を義務付け、自分は禁城で贅沢三昧に暮らし、気に入らない人間達には残酷な方法で処罰し続けます。
そうして殷王朝を破滅に追い込みました。
そんな極悪非道な妲己ですが、意外にも妹達をとても大切にしています。
石琵琶の姿になった貴人を二度人の姿に戻したり、蓬莱島での試合中に遊んでいた喜媚をやんわりと叱っています。
また、序盤で貴人が石琵琶にされた時は、目が狐の目に代わるほど心の中で相当太公望を憎んでいました。
妲己三姉妹はいつも一緒にいますが、申公豹が女媧のことを話そうとすると、喜媚と貴人を遠ざけていました。
なんでも妹達に話している印象ですが、女媧あるいは自分のある野望については、おそらく二人に秘密にしていたのでしょう。
心にその野望を秘めつつも、自分本位な処がある貴人や喜媚の面倒見が良い長女の妲己です。
スポンサーリンク
まとめ
今回は封神演義に登場する「妲己三姉妹」についてまとめました。
それぞれの正体もタイプも違いますが、だからこそ妲己三姉妹は良いバランスを保っています。
いつも三人一緒だった妲己三姉妹は、妲己のある野望を果たした後、ある意味で永遠に別れてしまうことになります。
仲良しで美人な妲己三姉妹も、封神演義を盛り上げる魅力溢れるキャラクター達です。
コメントを残す