【キングダム】信は実在した!モデルと人物を史実から考察!

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中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍を目指す主人公の「信」と後の始皇帝となる秦国の若き王である「政」の活躍を描いたキングダム!

キングダムは、実際にあった史実をもとに漫画化しているため、信や政はモデルがいます。

では、そんなキングダムの主人公である信の実在のモデルはどのような人なのでしょうか。

また、漫画と実際のモデルに何か違いはあるのでしょうか。

今回は、キングダムの主人公「信」のモデルであり、実在した人物を史実をもとにまとめてみましたので、ご紹介します。

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キングダムの主人公「信」とは

信は本作「キングダム」の主人公です。

短髪の黒い髪と鋭い目つきが特徴です。

性格は非常に荒っぽく短気でありますが、勇気があり戦場では先陣を切って突撃します。

 

また、曲がったことが嫌いであり、戦争で勝っても負けた国から略奪をしません。

仲間であろうと略奪や姑息な真似をする相手には容赦なく戦います。

しかし、仲間想いの一面もあり、仲間がさらわれたり、ピンチの時は一番に駆けつけます。

 

もともと、信は戦争孤児の少年であり、下僕でしたが「天下の大将軍」を夢見て、同じ下僕である漂と剣術の修行を行っていました。

その修行の成果と持ち前の身体能力で、初陣から大活躍を見せています。

今までにも、自分よりも格上の相手にもひるむことなく攻撃を仕掛けて打ち取っており、その姿が王騎に認められて「飛信隊」という名の隊の隊長に任命されています。

 

その後も飛信隊の隊長として多くの戦場で功績を上げており、5千人将まで上り詰めています。

主に剣を武器として使っていましたが、修行の末に王騎の矛を使いこなしています。

>>飛信隊のメンバーは『【キングダム】飛信隊のメンバーを一覧形式でまとめてみた!』で詳しくご紹介しています。

 

 

信のモデルとは!?

ここまではキングダムでの信のキャラクターの特徴についてご紹介しました。

信は先ほども紹介したように「実在のモデルとなった人物」がいます。

 

そんなキングダムの信のモデルは「李 信」という中国戦国時代から秦代にかけての秦の武将です。

しかし、李 信という人物がいたというのはわかっていますが、実際のところは詳しく判明していない謎の多い人物でもあります。

 

中国では、主に有名な人物は「史記」という紀伝体の歴史につづられています。

この「史記」には、一人一人の人物に注目して、その生き様や功績がつづられています。

 

ちなみに、その「史記」で最初に書かれた李 信の活躍は、紀元前229年~紀元前228年の間です。

キングダムでも登場する将軍・王翦(おうせん)が趙の大軍と接している間に、別動隊として太原・雲中に出征していたところです。

これはマンガ「キングダム」では41巻あたりです。

「別働隊」ということは「飛信隊」として動いていたということですが、それまでの経緯などは全くわかっておりません。

 

また、「飛信隊」という名前などは無いので、これはキングダムにてわかりやすくするための脚色でもあります。

つまり、キングダムの一部や41巻までは史実を元にしつつも、信の活躍はフィクションであり、敵武将をそこまで倒していたのかどうかなどもわかっていません。

 

次に「史記」にて、李 信という人物の名前が出るのは、紀元前226年です。

紀元前226年には、秦王暗殺未遂の報復として燕を攻めることを決めた時に、王翦・王賁(王翦の息子)が燕の都・薊(けい、現在の北京)を陥落させて燕王喜と太子丹を追い込みました。

王翦も王賁も、どちらもキングダムには登場しているので、ファンの方は熱い展開と言えるでしょう。

そして、この王翦・王賁が薊を陥落させて燕王喜と太子丹を追い込んだ時に、李信が千人の兵を率いて燕軍を追撃し、太子丹を討ち取ったとあります。

つまり、この時も「別働隊」として動いていたと思われます。

 

また、太子丹を討ち取ったという戦果を挙げたことからも、漫画と同じように武力はあるようです。

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信は敗北も多い!?

ここまではキングダムでの「信」のキャラクターと、史実でのモデルとなった人物「李信」について紹介しました。

漫画「キングダム」では連勝続きであり、どんな敵にも勝ってきているイメージの強い「信」ですが、実際は負けも多いようです。

その証拠に「史記」では、紀元前225年にて李信の敗戦を記しています。

これは楚を滅ぼそうと考えた秦王が、その際にどれだけの兵数が必要かと臣下に聞いたことがあったそうです。

その時に李信は「20万あれば十分」と答えました。

しかし、一方将軍としての実力も高い王翦は「60万は必要である」と全く違った意見を出しています。

漫画でのキャラクターでも、信は猪突猛進な印象があるので、強気に「20万あれば十分」と言ってもおかしくはないでしょう。

 

また、王翦の方も軍略が得意で慎重派でもあったことから、「60万必要」と言ったのにもうなずけます。

こうして秦王は勢いもあったことから、強気に信の作戦を取りいれることになっています。

そして、隊を分けて李信が半分を率いて、もう半分は蒙恬(もうてん)が率いて楚に攻め入りました。

緒戦では二軍はそれぞれ大勝し、二軍はかつての楚の都であった郢(えい)の周辺まで押し込めることに成功しています。

 

しかし、城父(じょうほ)で李信と蒙恬が合流したところで、三日三晩追撃してきた楚の名将・項燕(こうえん)によって李信と蒙恬らは大敗することになります。

この大敗を知った秦王は、しかたなく立て直すために王翦を呼び戻して李信と交代させています。

その後、王翦は蒙恬の父である蒙武(もうぶ)と共に60万の兵を率いて、見事、項燕を倒して楚を滅亡させました。

つまり、李信は20万という見誤った戦略で攻めた結果大敗を喫し、ピンチに陥り王翦に助けられたということでもあります。

また、違う見方をすれば、李信の手柄は完全に王翦に持っていかれてしまったことにもなります。

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史実とキングダムの違い

https://twitter.com/July30Tia/status/988388976993038342

ここまではキングダムの主人公、信とそのモデルである李信の活躍を紹介してきました。

どちらも武力はあるからこそ結果を残しているのですが、漫画ほどの活躍は李信はしていないようです。

 

あまりにも「史記」における李信の情報が少ないため、仕方がないことでもありますが、キングダムの初期の方であればあるほど、信の活躍はフィクションであると言え、一つの「仮想」とも言えます。

しかし、楚を攻める時に「20万で十分である」と答えたり、強気で自信家であるようなところはうかがえるので、性格の面ではあながち間違っていないのかもしれません。

 

>> 感動の名言が盛りだくさん!「心に残るキングダム名言10選」はこちらから

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信は実在した!モデルと人物を史実から考察まとめ

今回はキングダムの主人公である信のモデルについて紹介しました。

漫画なので実際の話とは大きく違う部分もありますが、より面白くカッコいい演出をするには仕方ないのかもしれません。

キングダムという漫画の一つの世界として、「こんな風なことが実際にあったのかな…?あったらいいよね」くらいの認識で楽しむのが一番いいのかもしれません。

>> キングダムの人気NO1キャラは誰なのか⁉『【キングダム】人気キャラランキングベスト10』はこちらから

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